埼玉西武、2006年高校生ドラフト1位・木村文紀選手が初本塁打、田中将大投手、前田健太投手、斎藤佑樹投手などの黄金世代

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 埼玉西武vs横浜DeNAの試合で、8回に代打で出場し勝ち越しのホームランを放った木村文紀選手、2006年高校生ドラフトの1位指名選手だ。

 2006年の高校生は早稲田実業の斎藤佑樹投手、駒大苫小牧の田中将大投手が注目されて盛り上がった年だった。斎藤投手が進学を決め、ドラフトでは田中投手を中心に鷲宮・増渕竜義投手、八重山商工・大嶺祐太投手がBIG3として注目された。またPL学園・前田健太投手や愛工大名電の堂上直倫選手も評価が高かった。

 当時は高校生ドラフトと大学・社会人ドラフトが分離されており、BIG3の3人に何球団が指名するか、そして外れ1位で誰を指名するかに注目が集まったが、田中将大投手には4球団、大嶺投手には2球団、増渕投手に2球団、堂上選手に3球団が指名する。抽選を外した球団で巨人は坂本勇人選手を、北海道日本ハムは吉川光夫投手を指名したが、埼玉西武は投げては145km/hのストレートを投げ、打っても高校通算33本塁打の木村文和投手を指名した。

 東北楽天が抽選を獲得した田中将大投手、広島が単独指名した前田健太投手が球界を代表する投手となり、巨人の坂本勇人選手が中心選手となる中で、昨年に北海道日本ハムの吉川光夫投手が14勝を記録しブレークした。埼玉西武の木村選手も5年目の2011年にプロ初勝利を記録したものの、2012年の練習中に腰を痛め思った投球ができなくなってしまう。そして9月に野手に転向することを決断した。

 同じく外れ1位で指名された横浜ベイスターズの北篤投手も投打に評価が高く、3年間は投手としてプレーしたものの野手に転向している。期待されているがなかなか活躍ができず、今年は北海道日本ハムに移っている。

 しかし木村選手は転向して1年も経たずに、先日のイースタンリーグの北海道日本ハム戦で、大谷翔平選手から2本塁打を記録して1軍を手にすると、1軍でもホームランを放った。

 プロ入りしてから7年目となる黄金世代、千葉ロッテの大嶺投手も現在3勝を挙げており、実力を見せ始めた。大学や社会人を経由してプロ入りした澤村拓一投手のほかにも、社会人でしのぎを削るドラフト候補も多い。トップを走る選手を追いかけこれからも続々と活躍を見せる選手が登場してくるだろう。

  二刀流に挑戦している日本ハム・大谷との対戦で、1軍昇格のチャンスをつかんだ。16日のイースタン・リーグ日本ハム戦(鎌ケ谷)。木村は大谷から2本の場外本塁打を放った。「あんな注目されている投手から打てて自信になった」。20日の阪神戦(西武ドーム)で1軍に昇格。23日の広島戦(西武ドーム)でプロ初打席に立ち、左翼フェンス直撃の二塁打。この日はわずかプロ入り3打席目だった。

 06年高校生ドラフト1巡目で入団した7年目。渡辺監督の現役時代の背番号41を託され、大きな期待を寄せられた。11年にはプロ初勝利も挙げた。しかし、昨季開幕前の練習中に腰を痛め、本来の投球ができなくなったため、9月に野手転向。毎日1700スイングを自らに課し、入浴が困難になるほど手の皮はボロボロにむけた。猛練習で体をいじめ抜き、痛み止めの薬を飲み過ぎて吐き気を催したこともあった。体重は93キロから83キロまで落ちた。


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