東農大北海道が6連勝、大学野球は地方の時代?

選手コラム

 大学野球、北海道学生リーグでは東農大北海道オホーツクが6連勝をしている。

 東農大北海道オホーツクは大学野球選手権では常連になりつつあり、昨年は飯田優也投手が福岡ソフトバンク育成ドラフト3位で指名された。現在のチームは3年生のエース・玉井大翔投手をはじめ、2年生の風張蓮投手、井口和朋投手など145km/h以上の速球を投げる投手が揃い、連勝を重ねている。

 北海道で言えば道都大からは昨年、佐藤峻一投手がオリックスのドラフト2位で、大累進選手が巨人のドラフト2位で指名されて話題を呼んだが、実力のある選手が出てくるようになった。そのほかにも北東北リーグの富士大や八戸学院大、関甲新リーグの上武大、九州の九州共立大や福岡大など毎年のようにドラフト候補が出てくるチームが増えてきた。

 昨年の明治神宮大会では神奈川リーグの桐蔭横浜大が、そして今年の大学選手権では上武大が優勝し、東京六大学、東都のチームが丸1年優勝できなかった。年にわずかしかない大学選手権や明治神宮大会といった注目を浴びる試合でプレーする地方大学の選手の方が、より必死なのかもしれない。

 しかし、東京六大学、東都のチームの補強はやっぱりすごい。全国から選手が集まりプロも羨むような補強をするチームもある。また地方の大学と比べると、春、秋のリーグ戦も欠かさず報道され、明治神宮大会では厳しい代表決定戦を戦うことなく出場でき、しかも、大学選手権も明治神宮大会もシードされるなど優遇をされているといってよい。ただしそれは、全国から選手が集まってくるチーム同士の、レベルの高いリーグ戦や、それ以前のチーム内のレギュラー争いが戦いの場になっているのだから、条件はそれほど変わらないのかもしれないが。

 いずれにしても、今秋の明治神宮大会は東京六や東都のチームは名誉をかけて戦う事になる。

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