福岡ソフトバンク・和田投手、埼玉西武・源田選手、プロアマの壁を変えて

2020年ドラフトニュース

福岡ソフトバンクホークスの和田毅投手や埼玉西武の源田壮亮選手は、甲子園中止についての思いを語り、また、プロアマの規定が変わることを期待する。

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プロアマの壁

和田投手は甲子園について「力以上のものを出させてくれた素晴らしい場所」と話し、中止となったことについて「ずっと考えているけど、言葉が見つからない。何と声をかけてあげればいいのか分からない」と話した。

源田選手も、母校の大分商が、23年ぶりに出場が決まっていたセンバツが中止となり、夏も中止となった事について悔しさを語ったが、「僕は大学、社会人と進んでプロになれた。前を向ける日が来たら前を向いて進んでほしい」と話した。

そして和田投手は、「1時間でも30分でもいい。甲子園で自由に過ごさせてあげたい。練習でもキャッチボールでも、各ポジションで写真撮影するのでも、土を持って帰ってもいい。そこで卒業式をやってもいい。甲子園は特別な場所。可能なら特別な場所を作れないかと」と話す。そして、「これを機にプロとアマの垣根が雪解けとなって、高校生に話ができたり、指導が出来たり、緩和されればいいなと思う。こういうことがあったから緩和されたんだよと、一つの思いでになるのかなと。変わるきっかけになってほしい」と話した。

また源田選手も「個人の意見として、プロ、アマの規定を変えて高校生と一緒に何かできたらと思う。もちろん規定を変えるのは難しい点はあるが」と話す。

プロとアマの壁は、日本学生野球憲章により、「プロ野球選手、プロ野球関係者、元プロ野球選手および元プロ野球関係者は、学生野球資格を持たない。」とされ、学生野球団体および加盟校との交流を制限されている。

これは職業選択の自由を記す憲法違反だと思うが、過去のプロ側とアマチュア野球側のトラブルなどから、現在もその壁が立ちはだかり、例えば甲子園が中止となった高校生の思い出作りために、プロ野球選手が指導をすることができない他、高校生の大会をプロが主催するという事も、日本学生野球協会の承認が必要となる。

新型コロナウイルスの影響は、野球にとって大きなマイナスの衝撃を与えているが、少しでもいいので、野球にとってプラスとなったという事があれば、この犠牲を負う事になった選手たちも、将来に話せるのではないかと思う。

 

甲子園の土踏ませたい 和田 西日本スポーツ紙面 2020/5/22

 

夏の甲子園中止を受け「個人の意見として、プロ、アマの規定を変えて高校生と一緒に何かできたらと思う。もちろん規定を変えるのは難しい点はあるが」と提案した。

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