昨年までで日本製紙石巻を退部し、アメリカの野球に挑戦をしていた小原大樹投手が、四国アイランドリーグプラスの徳島インディゴソックスに入団した。
目標はNPB入り
小原大樹投手は、花巻東時代に大谷翔平投手と同学年の投手として、大谷投手が成長に伴う体の痛みなどで投げられない事が多い時に、エースとして甲子園でも好投を見せた。
慶応大に進むと、最速146キロを記録したものの、制球とテクニカルな左腕として4年間で24試合に登板し、4年時は先発として春・秋合わせて2勝3敗の成績を残した。
その後、日本製紙石巻に進み2017年から2019年まで3年間プレーしたが、さらに上を目指すため昨年末に退社し、この春はアメリカに渡り、ダイヤモンドバックスなど3球団の入団テストを受けた。不合格となったものの、アメリカの独立リーグでプレーをしながら、メジャーへの挑戦を目指していたが、新型コロナウイルスの影響により挑戦ができなくなり、3月下旬に帰国していた。
小原投手は、この日、徳島インディゴソックス入りを発表した。「2週間ほど前から合流し一人暮らしで自炊生活を送っています。」と話し、「6月20日の開幕へ向けて準備を進めている段階です」と開幕を目指している。
チームでは、元プロの吉田篤史監督から指導を受け、トルネード気味のフォームに改良し、「角度がつき、リリースも隠せる。スライダーの曲がりも大きくなった」と手応えを見せている。
小原投手は「僕の中では今年が勝負。人生最後の覚悟でやりたい」と話す。リリーフとして結果を残し、できれば球速アップも期待する。夢をあきらめない姿勢を応援したい。
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