今年からプロ野球のファームに参入したオイシックス(イースタン・リーグ)、くふうハヤテ(ウエスタン・リーグ)から、ドラフト会議で指名されるが出てくるかが注目される。
オイシックス
オイシックスは今年、イースタン・リーグでの成績は41勝79敗6分けで、8球団で最下位となり、7位の楽天からも14ゲームの差をつけられた。
それでも知念大成選手が打率.323を記録して、2位の千葉ロッテの寺地選手の打率.290から大きく差をつけて首位打者を獲得した。安打数トップの129安打のうち4本塁打に、3ベースを6本放っており、三塁打の数も圧倒している他、盗塁も12個でリーグ2位の成績となっている。沖縄尚学高校から地元の沖縄電力で5年間プレーし、今年からオイシックスでプレーする選手で、大学卒社会人2年目の選手と同じ世代で、すでにプロのファームで成績を残した点で、注目される選手となりそうだ。
また投手では上村知輝投手が20セーブで最多セーブとなった。48試合に登板して5勝5敗、防御率は2.93となっている。サイドハンドから肘をしならせて投げるストレートが魅力で、創価大を卒業して2022年からBCリーグの新潟アルビレックスでプレーし、毎年のようにドラフト候補に名前が挙げられていた。ファームで成績を残した事、また、最多タイの48試合に投げられたタフさなどが評価される可能性がありそうだ。
くふうハヤテ
ウエスタン・リーグに参入したくふうハヤテは、28勝84敗8分けで6球団中で最下位、5位の広島とは22.5ゲームの差をつけられた。
それでも増田将馬選手が打率.297でリーグ2位、31盗塁で盗塁王に輝く活躍を見せた。中部学院大を卒業後にジェイプロジェクト、徳島インディゴソックスでプレーし、26歳と年齢が高い事もあるが、この実績をどのように評価するのか注目したい。
そして150キロ右腕として注目された早川太貴投手は、規定投球回にわずかに届かなかったものの、95回を投げて4勝7敗1完投、防御率3.22で、三振も73個を奪っており、その力はNPB球団にも評価され、阪神などがドラフト候補として注目している。
二宮衣沙貴投手も110.1回を投げて83奪三振、防御率3.18で5勝を挙げるなど、力を見せており、ドラフト会議での指名につながるか注目したい。

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