北海道日本ハム・大谷翔平選手、44スイングでヒット性の当たり20本、3本サク越え

横浜DeNAドラフトニュース 2012年ドラフトニュース

 1軍キャンプが休みだった北海道日本ハムのキャンプ、WBCに参加する稲葉選手兼コーチ、中田翔選手などが2軍キャンプを訪れて練習に参加したが、大谷翔平選手のフリー打撃に二人とも「うらやましい」を連発した。

 大谷翔平選手は逆方向への打撃を意識してフリー打撃に望み、レフト方向にも痛烈な打球を見せていたが、インコースの球やタイミングを外す球を逆らわずにライトスタンドへ放り込み、44スイングでヒット性の当たりが20本、そのうち3本がサク越えと、稲葉選手、中田選手を唖然とさせた。

 稲葉選手兼コーチは「高卒1年目で金属から木のバットになって、あそこまで飛ばす力強さだったり、一つ一つがすごい。僕にはない逆方向への打ち方。ああいうのは理想の一つ。逆方向に打てるのは魅力だし、うらやましい」と話すと、中田翔選手も「見ててすごいなと思った。柔らかいバッティングだし、逆方向にも大きな打球が打てる。うらやましい」と、二人とも「うらやましい」を連発、それだけインパクトのある打撃だったのだろう。

 また守備練習でも遊撃手のポジションに入り投内連携の練習に参加したが、視察した巨人の香坂スコアラーは「中高生のお手本みたいだね。抜群の野球センス」「まるでジーター」と、守備でも見せる柔らかさを絶賛した。

 大谷選手は投球でも理想的なバランスで投げ、肘も柔らかく綺麗なフォームが特徴で、フォームを見ただけで欲しくなる選手だった。打撃でも昨年のセンバツで藤浪晋太郎投手から放ったホームランなどは、腰の回転を使い、軽くスイングして甲子園のライトスタンドに放り込むなど理想的なもの。

 体の成長が続いておりまだ強い筋肉をつけていないため、柔らかさが強調されて見えるのかもしれない。体の成長が落ち着いたのちに、この柔らかさを保ったまま徐々に筋肉をつけていく事ができれば、もっと飛距離も出るかもしれない。将来が楽しみだ。

 

 左翼フェンス直撃など広角に打ち分けていた大谷が、豪快に、右中間スタンドに突き刺した。栗山監督ら1軍首脳陣の前で行われたフリー打撃。34スイング目から2連発。「すごく見られている感じはあった」。見守っていた稲葉、中田らから「野手・大谷」にため息が漏れた。

 

 稲葉「高卒1年目で金属から木のバットになって、あそこまで飛ばす力強さだったり、一つ一つがすごい。僕にはない逆方向への打ち方。ああいうのは理想の一つ。逆方向に打てるのは魅力だし、うらやましい」

 

 中田「見ててすごいなと思った。柔らかいバッティングだし、逆方向にも大きな打球が打てる。うらやましい」

 

 この日のフリー打撃では44スイングで3本のサク越え。午前中には遊撃の守備で投内連係に参加し、軽快なプレーを披露した。

 

 巨人・香坂編成調査室長「(遊撃の動きは)中高生のお手本みたいだね。抜群の野球センス」

 香坂氏が舌を巻いたのは天性の手首の柔らかさと身体能力の高さ。華麗なワンステップスローに「まるでジーター」と大絶賛。打者としても自然にバットが出るフォームにくぎ付けとなった。フリー打撃では44スイング中、右中間、中堅、右越えと3本のサク越えを含む20本の安打性の当たり。「逆方向に打ちたい」と話している通りに、左方向にも鋭い打球をかっ飛ばした。

 

 この日は、1軍が休日だったため、名護の球場に“初見参”。休日返上トレで居合わせた稲葉と中田も大谷のフリー打撃を見学した。巨人だけでなく、先輩たちも驚きの連続。栗山監督から大谷のコーチ役を頼まれていた稲葉は「すごいの一言。センターから逆方向にいい打球を飛ばしていたね」とべた褒め。帰り際に握手を交わした中田も「見ていてすごいなと思った。柔らかいバッティングで逆方向に打てるのはうらやましい」と称賛の嵐だ。

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