亜大・山崎康晃投手が外れ1位抽選で横浜DeNAへ、嶺井捕手とコンビでチームを優勝に

横浜DeNAドラフトニュース 2014年ドラフトニュース

 2011年秋から2014年春まで亜細亜大はリーグ6連覇を達成した。帝京高校から亜細亜大に入学し8季中6季で優勝をしている山崎康晃投手が外れ1位での抽選で横浜DeNAへ。

大学NO1

 188cmから156km/hの速球を投げる有原投手に比べると177cm83kgの亜大・山崎康晃投手は小さく見える。しかし、大学1年時から東浜巨投手の2番手として投げ、その後は主にリリーフとして登板していたが、3年時は九里亜蓮投手(2013年広島ドラフト2位)から1戦目の先発を奪った。

 そしてその年の日米大学野球の日本代表に選出されると、リリーフで1戦目は1回1四球ノーヒット、2戦目1回2/3を3奪三振ノーヒット、3戦目は2回1/3を1安打3奪三振、そして5戦目は2/3を2三振で締め、4試合5回2/3を1安打無失点に抑えてMVPを獲得した。

 大学4年春はエースとしてマウンドに登り、球威よりも変化球を中心とした投球でやや魅力が無くなるも、チームを6連覇に導いた。そして今年の侍ジャパン大学代表にも選ばれ、ハーレムでは初戦アメリカ戦で1回2/3を1安打無失点、台湾戦も1回1/3を1安打無失点、台湾との2戦目は3回を1安打無失点、オランダ戦も1回ノーヒット無失点と無失点を続けた。

 決勝のアメリカ戦では4回途中からマウンドに登り、4回2/3で5安打2失点と代表で初失点を喫したが、代表での抜群の成績というものが、山崎康晃投手の評価になると思う。大学NO1と評価された有原投手は昨年も今年も代表に選ばれていない。

 

ムラも

 しかし山崎康晃投手は生田監督に何度かエースからはく奪されたことがある。昨年秋は日米野球のMVPで調子に乗ったのか練習態度が悪いと先発を外され、そして今年秋も開幕の中大戦で8回途中で10安打を浴びて5失点し、練習の取り組み方が悪いとエースをはく奪された。

 それでも監督と話し合い、反省して戻ってくる。3年秋の明治神宮大会では先発の九里亜蓮投手をリリーフし、3試合で無失点と抜群の投球を見せた。大舞台で力を発揮するのだがムラがあるタイプなのだろう。

 

嶺井捕手とコンビ

 ドラフト1位で中日が指名の可能性もあったが、中日は三菱日立パワーシステムズ横浜の野村亮介投手を指名し、最初の指名では名前が上がらなかった。しかし外れ1位では4球団中、横浜DeNAと阪神が指名し、抽選で中畑監督がガッツポーズを見せた。

 横浜DeNAには東浜巨投手や九里亜蓮投手、そして山崎康晃投手をリードし続けた嶺井博希捕手(2013年ドラフト3位)がいる。山崎の性格は良く知っていると思う。リリーフで結果を残す山崎投手がプロでどのような投手になっていくのか、そして優勝請負人の二人が横浜DeNAを優勝に導く。

 ラブコールを受けた山崎は東都リーグの国学院大戦後、武蔵野市の亜大キャンパスに向かう車中で吉報を聞いたそうで、「ホッとしています。三浦さんのようにマウンドに上がると、どよめきが起きるような投手になりたい」と期待に胸を膨らませた。

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