横浜DeNAは12月7日、新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。
横浜DeNA2024年入団選手一覧
順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
1 | 竹田祐 | 投 | 三菱重工West | 184/96 | 右右 | 10000 | 1600 | 12 |
2 | 篠木健太郎 | 投 | 法政大 | 177/80 | 右左 | 7000 | 1200 | 30 |
3 | 加藤響 | 内 | 四国IL徳島 | 180/85 | 右右 | 5500 | 750 | 37 |
4 | 若松尚輝 | 投 | 四国IL高知 | 184/93 | 右右 | 5060 | 800 | 39 |
5 | 田内真翔 | 内 | おかやま山陽 | 177/79 | 右右 | 3080 | 500 | 56 |
6 | 坂口翔颯 | 投 | 国学院大 | 180/80 | 右右 | 3000 | 700 | 46 |
育1 | 小針大輝 | 内 | 日大鶴ケ丘 | 191/94 | 左左 | 280 | 340 | 155 |
育2 | 吉岡暖 | 投 | 阿南光 | 182/88 | 右右 | 280 | 340 | 111 |
育3 | 金渕光希 | 投 | 八戸工大一 | 183/87 | 左左 | 280 | 340 | 103 |
新人選手の横顔
ドラフト1位・竹田祐選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆
履正社、明治大では鋭い腕の振りをするものの球速は140キロ前後で、コントロールを活かした投手というタイプだった。大学の4年秋からぐっと成長し社会時1年目に大きく花開いた時は、ややワイルドに力強いフォームになっていたが、社会人2年目にフォームの調整がうまくいかず球速と共に腕の振りもやや弱く感じられるものになっていた。
社会人3年目にはフォームを修正し、元のフォームに近くなると、球速も140キロ後半まで復活をしてドラフト1位指名を勝ち取った。実績を積んできている投手で制球力と緩急が使えるが、球威で押す事がやや難しい感じがする。それでも徳本投手のように150キロ中盤まで伸ばしてくる可能性があり、それができれば1位指名投手として存分の働きをしてくれそう。
苦労をしてきており、フォームの調整にも試行錯誤をしながら良くなってきた投手で、そのへんの経験と知識があることから大きく崩れる事はないと思うが、やはりベンチマークは徳本投手で、どのように1軍で活躍する投手になるのかを注目したい。
ドラフト2位・篠木健太郎選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
ワインドアップから躍動感のあるフォームが特徴、木更津総合時代に150キロの高めのストレートに威力を見せ、大学でも157キロの速球を投げていた。しかし球速を追い求めたからなのか、大学3年時は制球ができなくなりかなり苦労をしている。
大学4年時はフォームをシンプルにし、出力もやや抑えながらフォームが固まる。140キロ後半のストレートに得意のスライダーなどを投げ、先発としてイニングを食える投手となった。プロでは出力を上げる必要があるが、すでにその実績はあるので、155キロくらいを安定して投げれるかにかかる。
その上で篠木選手は非常に反応の良いフィールディングや、大学生でも上位クラスという打撃の良さがあり、セ・リーグの投手として様々な場面で活躍する選手になるのではないかと思う。華のある投手になりそうだ。
ドラフト3位・加藤響選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
スイングはシンプルでクセがなく、振り抜いて引っ張った打球は予想よりも伸びて柵超えをしていく。ショートの守備は俊敏さ、肩の強さを十分感じさせるが、捕球はやや衝突気味にも見える。ただし人工芝のグラウンドならば大丈夫という所か。ポジションは変わるのではないかと思うが、打撃でとにかくアピールをして長いプロ生活にしたい。
ドラフト4位・若松尚輝選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
伸びのあるストレートだが、やや動く感じがある。最速152キロというが145キロくらいでも当てにくい。スライダーの曲がりも大きく緩急をつけることができる。先発として持ち味を活かした投球がプロ1軍で通用するかどうか。
ドラフト5位・田内真翔選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
正直、試合も見ていたが守備も打撃も目に留まる感じではなかった。ただし、50m6秒ジャストの走力と遠投115mの肩、そして毎試合必ずヒットを出すことができる選手で、特に3年の春から夏にかけて当たりが止まらなかったようだ。打撃を見るとインコースをしっかりと三遊間を抜くことができる強さがあり、センター、ライト方向にもシンプルに合わせていける。守備にはまだまだ課題がある感じだが、素質をいかしてどこまで磨けるか。
ドラフト6位・坂口翔颯選手 期待度1年目:手術 3年目:☆☆☆☆
体の芯が強く、腕をしっかりと振りことができる投手で、150キロのストレートや大きく曲がるスライダーなどの変化球、コントロールを見てもすべて高いレベルにある投手で、特にスライダーはプロでも非常に使える球になりそう。
1年目はトミー・ジョン手術によりリハビリとなるが、復帰が楽しみな投手となる。
育成指名選手
吉岡暖投手は支配下指名もありそうな投手で、体も強く楽に腕を振って140キロ台を出し続けることができる。特にフォークボールの落差が特徴でこの球を武器にストレート、変化球のコントロールの精度を高めたい。金渕光希投手は良い投球を見れていないが、大型の左腕投手で強い球も投げており、打撃の良さも光る。
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