横浜DeNAからドラフト4位指名を受けたHondaの片山皓心投手(27)が27日、東京都内のホテルで入団交渉に臨み、契約金5500万円、年俸1100万円(金額は推定)で仮契約を結んだ。牧秀悟選手らと同学年の27歳の「オールドルーキー」は、自身の名前「皓心(ひろみ)」にちなんで歌手の郷ひろみさんばりのパフォーマンスを披露。「2億4000万円」を稼ぐ一流選手への飛躍を誓った。
「ヒロミと呼んで」郷ひろみパフォーマンス披露
即戦力左腕が、早くも大物ぶりを見せつけた。片山皓心投手の名前の由来は「公明正大な心を持った子に」という両親の願いからだが、本人のイメージは歌手の郷ひろみさん。「親しみやすいので、ヒロミと呼んでいただけるとありがたいです」とアピールし、報道陣のリクエストに応えて、郷さんの代表曲『2億4千万の瞳』のパフォーマンスを見せた。
また、「たくさん稼いでみたい」と年俸2億4000万円のプレーヤーになることを宣言。ハマのヒロミとして、ファンに愛されるスターを目指す。
2度の手術乗り越えた苦労人、目指すは「50歳現役」
明るいキャラクターの一方で、野球人生は苦難の連続だった。過去に2度の左肘手術を経験し、大学で注目される投手になったもののプロ志望届は出さずにHondaに進み、その後、指名解禁となった2022年から2024年まで3年間は指名が無かった。社会人4年目でようやくつかんだプロ入り。チームの牧選手や山本祐大選手らと同世代の27歳は、「具体的な数字を見てプロになるんだなと実感が湧いた」と喜びを噛み締めた。
目指す投手像は、チームのエース・東克樹投手のような「勝ち続けられる先発投手」。さらに、同じ左腕のレジェンド・山本昌氏(元中日)への憧れを口にし、「50歳まで投げたい」と息の長い活躍を誓った。
肘の使い方が非常に良く、球が急に出てくるような感覚を与える左腕、体は大きくないものの球速も常時145キロ前後の球で勝負ができる。1年目から5勝くらいが期待され、更にその投球がはまってくれば、今永投手、濱口投手のようにローテーション左腕として期待できそうだ。
片山皓心 プロフィール
- 氏名: 片山 皓心(かたやま・ひろみ)
- 所属: Honda(27歳)
- 出身: 茨城県(日立一高-桐蔭横浜大)
- ポジション: 投手
- 投打: 左投左打
- 身長・体重: 175cm、84kg
- 主な特徴や実績: 最速148キロの直球と巧みなチェンジアップを操る実戦派左腕。2度の手術を乗り越えたオールドルーキー。2025年ドラフト会議で横浜DeNAベイスターズから4位指名を受ける。










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