【2025新入団選手発表】横浜DeNAの新入団選手の推定年俸・背番号と活躍予想

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横浜DeNAは12月、新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。

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横浜DeNA2025年入団選手一覧

順位 選手名 位置 出身 身長体重 投打 契約金 年俸 背番号
1 小田康一郎 青山学院大 173/85 右左 10000 1600 3
2 島田舜也 東洋大 185/95 右右 7000 1200 15
3 宮下朝陽 東洋大 182/88 右右 6000 900 34
4 片山皓心 Honda 175/84 左左 5500 1000 47
5 成瀬脩人 NTT西日本 175/75 右右 4000 850 48
育1 清水詩太 京都国際 181/75 右右 300 340 131

新人選手の横顔

ドラフト1位・小田康一郎選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆

中京高、青山学院大で下級生時から主軸に座り、青山学院大では1年春に打率.310を記録すると、大学3年からはホームランも出るようになり、今春は3本塁打を放った。長距離砲というよりはアベレージを残すタイプ、チャンスで打点を挙げるタイプだが、ハマスタであればホームランも20本くらいは打てる可能性もある。

特に、ポスト宮崎として期待されるがまず打撃では、侍ジャパン大学代表でも日米大学野球1戦目でホームランを放つなどチャンスの強い面もあるが、この秋はコンディション不良により、リーグ戦でも打率.171で1本塁打4打点にとどまり、明治神宮大会でもチームは優勝を果たしたが、3試合でノーヒットに終わった。打率、本塁打ともに、プロで将来の主軸になるには、まだ課題があると言える。

守備に関しては一塁手での動きの良さがあり、また青山学院大のチーム事情もあって一塁手をしていただけで、三塁も守れるという評価がある。明治神宮大会でもサードで出場したが、打撃の状態の悪さを見ると、一塁手で起用という可能性もあるため、ポスト宮崎として確実とは言えない。

ただし、高校、大学で打撃と守備でみせたセンスは只者でなく、特にDeNAは牧選手、佐野選手、筒香選手、宮崎選手といった左右は違えど似たタイプの選手が多いことから、それらの選手から多くを吸収する事ができそうで、また狭いハマスタを活かした打撃ができるタイプだろう。宮崎選手もそうだったように、プロ入りしてから守備を磨いて、長い間、ハマスタでプレーし活躍できる選手になりたい。

ドラフト2位・島田舜也選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆

東洋大の大型右腕エース。185cm、95kgの恵まれた体格から投げ下ろす馬力のあるストレートが最大の武器。大学ではリリーフとして短いイニングで力を見せ、今年に入ってからは先発としても登板し、とにかく重そうで威力のあるストレートとスライダーなどの変化球を見せた。

良い時には「これは打てない」という投球を見せる。しかし、微妙な制球に苦しんで序盤に失点をする試合もある。まだ未完成の大器で、3年目に1軍で投げて成績を残せる可能性もあるが、やはり2,3年目に1軍の柱となってもらうためには、今年の篠木健太郎投手のようにファームが多くなるかもしれない。そして大器が完成した時には、山口俊投手の良い時のように、力で圧倒する投球を見せてくれるだろう。

ドラフト3位・宮下朝陽選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆

北海高校時代から大型遊撃手として注目されてきた選手で、2年で侍ジャパン大学代表に選ばれたように、182cmのサイズがありながら、ショートやサードをしっかりとこなす身体能力と技術がある。高校時は下級生時代から打撃の良さを見せ、長打力も光っていた。

大学卒業時にはドラフト1位候補になって欲しいと思っていて、もう少し成長してほしかった所はある。攻守のバランス型であり、今のままでは守備に打撃に特化していないため、1軍に上げにくい所がある。まずはファームでプロのスピードに慣れ、確実性を高めていくことと、守備でも京田選手くらいの期待をしたい。この2つができた時に、石上選手などの競争に勝ってショートのレギュラーを獲得することができる。サードの可能性もあるが自分は大型ショートの夢を持ち続けたい。

ドラフト4位・片山皓心選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆

名門Hondaから入団の27歳オールドルーキー。左腕から繰り出すキレのあるボールと、社会人で培った豊富な経験値が武器。特に腕の振りの良さが魅力で肩、肘の使い方の巧さから、キレの良い速球がグンと伸びてきて変化球も鋭い。

年齢的にも1年目から勝負の年となるが、即戦力として、リリーフや先発で左の枚数を増やす重要な役割を担う事になるが、大学でも社会人でもシーズン毎に調子の波があるタイプなので、全力でいくシーズンとそうでないシーズンをうまく切り替えながら、チームに貢献したい。

ドラフト5位・成瀬脩人選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆

NTT西日本出身の実力派内野手。堅実な守備力と小技もできる器用さを兼ね備えており、チームにとって使い勝手の良い選手になりそう。二塁手、遊撃手としての経験も十分で、二遊間のバックアップからスタートし、しぶとい働きで信頼を勝ち取りたい。

打撃に関してはまだまだ課題が多いと思うし、スタイルも確定していない感じもする。長打を狙っていく力もあれば逆方向にヒットを打つなどもできるが、器用なタイプではない。地道に重ねて技術を磨き、チャンスでそれを出してものにしたい。

育成指名選手

育成1位の清水詩太選手は、昨夏甲子園優勝校・京都国際高の主力選手。181cmのサイズと野球センスの良さが光る内野手で将来性がある。ただし、宮下選手、成瀬選手と似ている感じで、何処かに特徴が光るというよりは、攻守にバランスの良いタイプの選手だ。これから打撃、守備と共に体も大きくして、大型の二遊間として、田内選手と次世代を担いたい。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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