広島カープは10月13日に、広島市内の球団事務所でスカウト会議を開き、苫小牧中央の151キロ右腕・斉藤優汰投手のドラフト1位指名を決定し公表した。
次世代のエースの獲得
白武スカウト部長は「次世代のエースになるだろうという素材型の選手を中心にいこうということになりました。」と話し、ドラフト1位指名は将来のエース候補を獲得する方針を決め、その候補の中から苫小牧中央の斉藤優汰投手を選択した。「カープに合う投手ではないか。イメージとしては1年はじっくり鍛えて投手として育てながら」と話す。
斉藤投手は189cm91kg大型右腕で、最速151キロを記録する。変化球も多彩で制球力も比較的安定しており、非常に将来性豊かで魅力的な右腕投手と評価されていた。担当の近藤スカウトも「それだけの実力がある。角度があり、スピードにも伸びしろがある。球質も重い。一番の魅力はストレート」と評価する。
斉藤投手には中日もドラフト1位指名候補の5人の中に名前を挙げており、高校生右腕投手で伸びしろも加味してNO.1と評価する声も高い。広島は2019年に明治大の森下投手の1位指名を公表し、見事に単独指名を勝ち取った事があり、今年も1位指名を公表して単独指名を狙う。
1位指名公表の流れが続いているが、斉藤投手などが狙い通り単独指名となるか注目される。
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新井新監督が就任して初のドラフトでは素材型の高校生右腕を1位指名することを決めた。白武スカウト部長は「次世代のエースになるだろうという素材型の選手を中心にいこうということになりました。カープに合う投手ではないか。イメージとしては1年はじっくり鍛えて投手として育てながら」と話した。
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斎藤は、投手を始めたのは中学2年秋で高校入学当初は無名の存在。3年間で着実に力を付け、道内高校生NO1右腕に成長。担当の近藤スカウトは「身長があって角度がある。打たせて取るじゃなく、三振を取るタイプ。鍛えて2、3年でローテーションに入ってくれれば」と語った。
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