広島は12月13日、新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。
広島2023年入団選手一覧
順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
1 | 常広羽也斗 | 投 | 青山学院大 | 180/73 | 右右 | 10000 | 1600 | 17 |
2 | 高太一 | 投 | 大阪商業大 | 180/80 | 左左 | 7000 | 1200 | 22 |
3 | 滝田一希 | 投 | 星槎道都大 | 183/77 | 左左 | 5000 | 1000 | 30 |
4 | 仲田侑仁 | 内 | 沖縄尚学 | 186/97 | 右右 | 3500 | 500 | 58 |
5 | 赤塚健利 | 投 | 中京学院大 | 195/109 | 右右 | 3500 | 700 | 35 |
育1 | 杉田健 | 投 | 日大国際関係 | 189/82 | 右右 | 319 | 300 | 120 |
育2 | 佐藤啓介 | 内 | 静岡大 | 181/92 | 右左 | 319 | 300 | 124 |
育3 | 杉原望来 | 投 | 京都国際 | 175/72 | 左左 | 319 | 250 | 128 |
新人選手の横顔
ドラフト1位・常広羽也斗選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆
体はまだ線が細いものの155キロのストレートに強さがある投手で、変化球の鋭さもあり、大学野球選手権決勝での完封劇などでこの学年の大学生投手トップの選手と言える。日米大学野球でもリリーフ、先発で力を見せ、エースとしてアメリカを倒した。
それでいてまだ体も大きくなる余地があるし、ポテンシャル型の投手でもある。このような球を投げる様になったのは大学3年秋からで、この1年間で本当に急成長をした。プロでも更にどこまで成長するのかが楽しみな投手。そして、先発としてもリリーフとしてもその力を見せられると思う。体の細さから長い期間を戦うことの負担はまだ大きいと思うが、山本由伸投手のように大きくない体であれだけの成績を残すような投手になるのではないかとも思う。
ドラフト2位・高太一選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆
180cm80kgと聞くとそこまで大きくないように感じる投手で、まだ体力的に成長の余地がある。それでいて150キロを記録する力があり、試合ではそれを145キロ位にして変化球をしっかりと使って抑えることができる。投球スタイル的にはDeNAの東投手に近い。
まだバラツキがあるところを制球を磨いていくのか、このバラツキを利用して更に球威を高め、怖さのある左腕投手になるのか、まだ成長途中の左腕投手で3年後に大いに期待したい。
ドラフト3位・滝田一希選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆
こちらはマウンド上で大きさを感じる投手で、足を力強く挙げてためをつくり、そこから躍動感のある上体の使い方で最後は腕の力で押し出すように投げる。右打者のアウトコースに決まるストレートは力強く、空振りも奪えるしファウルも取れる。後は決め球となるチェンジアップをどこまで磨いて行けるかが生命線となりそうだ。
ドラフト4位・仲田侑仁選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
右打席に立ち、地に足がついて強く触れる打撃で、スイングも素直にコンタクトできている。当てる感覚の良い選手で始動のタイミングに天性の物を感じる。プロの速い球にもそのタイミングが取れるか、そのためにスイングスピードを速める必要もありそうで、そこがうまく成長できるか。ポジションは一塁、三塁ということで、新井監督のように泥臭く守って評価されるくらいになりたい。
ドラフト5位・赤塚健利選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆
独特のフォームで足を上げて柔らかく使うものの最終的には上体で投げているところもあるが、とにかく体のサイズとパワーがあり上体の力で球威のある球を投げられる。そして球の質もよく、そこに大きな特徴がある。この球質を維持しながら、体重がもっと乗るように下と上がつながれば、とんでもない球を投げるかもしれないと思う。
育成指名選手
杉田健投手は身長があり、下半身も徐々に太くなっているが、まだもう少し土台を強く、粘りを持てるようにしたい。腕の振りが速くシャープで、変化球も柔らかく投げられるが、まだ下と上がバラバラなのでとにかく下を鍛えたい。
佐藤啓介選手は左打席から飛距離の出るスラッガーで、アッパー気味に打球を運ぶ。この打撃がプロの速い球で通用すればかなり楽しみな選手になる。杉原望来投手は左から腕をぶん回すようなかなりパワー的な投球をする。抜く球をうまく扱えるようになり、球速をアップさせてファームで結果を残したい。

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