名古屋大・七原優介投手、トヨタ自動車入りが濃厚もゆっくり考える、他に愛知大学リーグの注目投手も

京大, 愛工大, 七原優介, 国岡祐樹, 北出浩喜

 名古屋大のエースで152km/hの速球を投げ、プロからもドラフト上位候補として注目されている七原優介投手が、現段階ではトヨタ自動車入りする可能性が高いことがわかった。しかし、周囲からプロ入りを進められており「ゆっくり考える」としている。また愛知大学リーグ2部には愛工大の北出浩喜投手、国岡祐樹投手というプロ注目の投手がいる。

 

152km/h右腕に中日が高い評価

 七原優介投手は知立東高校時代に140km/hを記録する投手だったが、名古屋大学教育学部に現役で合格し、愛知大学リーグの2部の試合に登板している。リーグ戦では2年生の秋に3部リーグで4勝1敗、防御率0.21を記録してチームを2部に昇格させると、昨年春は2部でも4勝2敗、55回1/3を投げて69奪三振、防御率は0.16と圧巻のピッチングを見せた。

 愛知大学リーグ先発の一員に加わって中日2軍と交流戦で対戦すると、150km/hを記録した速球でナゴヤ球場を沸かせ、1イニングを安打無失点に抑えている。秋には2勝3敗と負け越したものの、愛工大戦でノーヒットノーランを達成し、中日の中田スカウト部長も「タマの速さは魅力。地元の大学生でマークするのは七原」とマークすることを宣言した。

 

慎重な選手

 もともとは野球は大学までと決めていたようだが、周囲の評価が上がるにつれ、社会人で野球を続けたいと思うようになり、真野監督が務めるトヨタ自動車が手を挙げてくれたという。このままでいけばトヨタ自動車に入り野球を続けることになるが、最近は周りから、プロ入りを進める声もあるという。

 それに対し七原選手は「まだ1年ある。ゆっくりと考えればいい」と今年1年間でゆっくり考えて進路の決断をする。

 京都大の田中英祐投手もそうだが、野球の道以外も道も大きく広がっている選手だと思う。個人的には他の人は持っていない、また、今しかできない野球の道へ、という想いはある。

 七原選手が仮にプロ入りという決断をした時、プロ球団側がどんなリアクションをするか、今年のドラフトの大きなポイントとなりそうだ。

 

愛知大学リーグ2部には他にも有望選手が

 中日の浅尾拓也投手、田島慎二投手などプロで活躍する選手を輩出している愛知大学リーグの2部、七原選手がライバルと見ている選手がいる。愛工大の北出浩喜投手は180cmの本格派右腕、小松商で球速を30km/hもアップさせて高校3年時にプロも注目した投手。143km/hの速球を投げる。他にも国岡祐樹投手は186cmの長身から145km/hの速球を投げる。脇町高校時代にもプロのスカウトが注目していた投手で、父は元阪神の国岡恵治投手。横浜DeNAの国吉佑樹投手に名前が似ており、その点でも注目を集めるか!?

 

 高校野球の監督を目指して名大教育学部に現役で入学し、国際社会文化コースで学ぶ。知立東高でも140キロを投げる本格派だったが、体幹と下半身を鍛えると一昨年秋には150キロを突破。「国立の星」となった。昨年は8月に愛知大学リーグ選抜の一員として中日2軍を相手に1イニング1安打無失点と好投し、秋にはかつては1部リーグの常連校だった愛工大戦でノーヒットノーランを達成。中日・中田スカウト部長は「タマの速さは魅力。地元の大学生でマークするのは七原」と言い切るまでの存在となった。

 「野球は大学まで」と心に決めていたのだが、自信が深まるにつれ、気持ちに変化。「社会人で野球を続けたい」と言い出すと、名大・真野恭一監督(53)が勤務するトヨタ自動車が獲得に向けて真っ先に名乗りを上げた。

 高校の仲間とか周囲は「プロにいけ」と盛んに勧めるというが、自称「慎重居士」の七原は進路をあわてて決める気持ちはない。「まだ1年ある。ゆっくりと考えればいい」。自宅のある愛知県刈谷市内の焼き肉店で接客のアルバイトにも励む。オフは週に3~4日、シーズン中は週に1~2日。「ホール担当って忙しい時は疲れます」。国立の星といっても、その姿は一般の大学生と変わらない。野球にバイトに全力投球である。

 中略 

 七原に対抗する球速がある本格派右腕が、愛知大学2部リーグにいる。愛工大の北出だ。昨秋は故障で出遅れたが、快速球は一級品。愛工大でチームメートの国岡もしなやかな腕の振りをした好右腕。父親・恵治さん(61)は鴨島商(徳島)から阪急(現オリックス)にドラフト2位指名で70年に入団。左の本格派でカーブを武器とした。野手では、中部学院大・野間に注目。左の好打者で、攻守走3拍子そろった俊足強肩の中堅手である。


PAGE TOP