中日ドラフト1位・小笠原慎之介投手、キャンプ1軍スタートへ

中日ドラフトニュース2015年ドラフトニュース

中日の谷繁監督は、ドラフト1位で獲得した小笠原慎之介投手を、1軍キャンプメンバーに抜擢する考えを示した。

キャンプは1軍で

谷繁監督はテレビに出演し、小笠原慎之介投手について「けがをしなければ、キャンプは1軍でというイメージ」と話した。また、「先発ローテに入る可能性はあります。普通にローテ入りするのか、もう少し間隔をあけながら投げさせるのかはわからないけど、先発でやってほしい」と1年目から先発ローテーション投手として期待していることを明かした。

小笠原慎之介投手は今年の夏の甲子園優勝投手、152キロの速球を投げる左腕投手でコントロールもよく、変化球出もストライクを取れる。ただし、甲子園では終盤はフォームが崩れ、制球するのに苦労していた他、U18代表では疲労もあってか中心投手として活躍することができなかった。また、その後の国体では右肩故障により登板を回避、11月にはほぼ痛みは無いというところまで回復をしているが、即戦力として考えるには少し早い気もする。

福岡ソフトバンクは昨年ドラフト1位で指名した松本裕樹投手はまだウエスタンリーグでも投げていない。北海道日本ハムも有原航平投手をキャンプ、開幕を2軍でむかえさせ5月に1軍に昇格させた。中日では高校生のドラフト1位指名選手がルーキーで1軍キャンプに参加するのは、1994年にドラフト1位で指名した平田洋選手以来という事になる。しかしその平田投手もプロでは活躍できなかった。

1軍のブルペンで先輩投手が隣で質の高いボールをコントロール良く投げていると、新人投手もよほどの度胸がないと、ただでさえ緊張しているのにさらに焦りを感じてしまい、力が自然に入って肩やひじを故障するなんてこともある。小笠原投手の自主トレでの状態や性格をしっかりとみて入り方を決めてほしいと思う。

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小笠原、キャンプ1軍 谷繁監督素材ほれた 西日本スポーツ紙面 2015/11/30

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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