中日がスカウト会議、1位指名候補を5人に絞り込む

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中日は名古屋市内の球団事務所でスカウト会議を開き、ドラフト1位指名候補を、早稲田実・清宮幸太郎選手、広陵・中村奨成選手、ヤマハ・鈴木博志投手、JR東日本・田嶋大樹投手の4人に絞り込み、また単独指名か抽選で外した場合の指名候補として青藍泰斗の石川翔投手をリストアップした。

単独は難しい

中田スカウト部長は「単独は難しいと思う」と話し、1位指名に絞り込んだ4人はいずれも抽選の可能性があると考えている。抽選で外した場合の指名選手も決め、ドラフト当日の中日の1位の所に表示されているのは、この5人のうちの一人という事になる。

中田スカウト部長は「伸びしろのある人物。1年目からやってくれれば儲けもの」という考えを示し、社会人投手の二人もプロ入り後に育ててさらに魅力ある投手へと成長させる。ただし清宮選手については「お客さんが多い場面で力を発揮できる選手。ある程度、ポジションを空けて考えないと。打てれば、外国人を外野に回せばいい。早くから1軍投手の球を経験させた方がいい」とすぐに1軍で起用する考えを示した。

フロントは清宮選手を獲得し集客にもつなげたいという考えがあるが、現場からは即戦力投手や谷繁氏が抜けてからずっと補強ポイント担っている捕手の候補を獲得したいという要望があり、田嶋投手、鈴木投手、中村捕手の名前が挙がった。中村選手について中田スカウト部長は「何年に1人の捕手。ウチは、ほかのポジションは考えていない」と捕手として育てることを強調した。

森監督はスカウト会議後に出演したテレビ番組で、「高校生もいい。即戦力も欲しい。投手もいい。捕手も欲しい」と話し、指名候補に挙げた5人のうち本命がいないことを示した。

ドラフト候補約60人から5,6人を指名

この日の会議では、ドラフト指名候補を約60人に絞り込み、ドラフト当日はこの中から5人程度を指名することを確認した。1位指名についてはドラフト前日のスカウト会議で決定する見込み。

中日ドラゴンズのドラフト会議

2017年度-特Aランクのドラフト候補リスト

同部長はさらに、中村については「何年に1人の捕手。ウチは、ほかのポジションは考えていない」と、内野手として評価しているとされる一部球団との違いを強調。そして「集客のことも必要。チームの骨格をつくる選手も必要」という表現で、清宮、中村の順で本命候補であることを示唆した。

ただ、いずれも「単独(指名)は難しいと思う」と競合を予想されることから単独指名を狙って最速151キロ右腕の青藍泰斗・石川の名前も浮上。最終決定は26日のドラフト会議当日になる見込みだ。

全体ではリストから約60人を選び、当日はその中から5~6人を指名予定。中田スカウト部長は「(1位は清宮を)どうするかというところから。目先にとらわれず、素材がいいのでいく」と話した。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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