【2025新入団選手発表】中日の新入団選手の推定年俸・背番号と活躍予想

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中日は12月、新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。

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中日2025年入団選手一覧

順位 選手名 位置 出身 身長体重 投打 契約金 年俸 背番号
1 中西聖輝 青山学院大 182/92 右右 10000 1600 11
2 桜井頼之介 東北福祉大 175/68 右右 7000 1200 16
3 篠崎国忠 四国IL徳島 193/105 右右 5000 1000 52
4 能戸輝夢 明秀学園日立 184/82 右左 4000 600 67
5 新保茉良 東北福祉大 183/76 右左 3500 720 56
6 花田旭 東洋大 187/87 右右 3500 720 57
育1 牧野憲伸 オイシックス 181/91 左左 300 300 201
育2 石川大峨 掛川西 187/92 右右 300 300 216
育3 三上愛介 四国IL愛媛 173/75 右左 300 300 217

新人選手の横顔

ドラフト1位・中西聖輝選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆

大学日本一に輝いた青山学院大投手の柱。182cm92kgとエンジンが大きく、変化球とのコンビネーションでやや抑え気味で投げても最速150キロを超えるストレートは重さもある。

試合でのペース配分もうまくスタミナを保てる。変化球も多彩で、緩い変化球もうまく使うことができ、その日の調子によって使い分ける完投能力も高い本格派。実力からすれば1年目から先発ローテーションに入るのは当然だが、今年は春のリーグ戦と大学野球選手権、夏の侍ジャパン大学代表、そして秋のリーグ戦と明治神宮大会と1年を通して投げており、特に秋は春のような勢いがやや無かったので、肩の疲労がある。

開幕から投げられるとは思いが、故障のリスクを抑えるためにも、5月、6月頃からの1軍先発をし、シーズン終盤にかけて柳投手や髙橋宏斗投手、金丸投手とともに強力投手陣を形成することが期待される。4ヶ月くらいでも10勝を挙げられる力はあり、来年の新人王の有力候補なのは間違いない。

ドラフト2位・桜井頼之介選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆

東北福祉大出身の右腕。175cm68kgと投手としては小柄で細身だが、全身を使ったバネのあるフォームから150キロを越すストレートはもちろん、キレのあるボールを投げ込む。大学野球選手権でも日本一に輝き、完投能力の高さも認められる。

サイズとしては今年の金丸投手に近い形で、日本一の右腕でも体力的なものも考慮し、少し時間をかけるかもしれない。それでも1位の中西投手と共にシーズン後半には1軍の先発の1人として投げる力はあると見られる。ただし、先発の人数が多くなっているチーム状況で、中継ぎとして比較的長いイニングを食う役割をするかもしれない。即戦力でもあるが、今後、プロ野球でどんな投手になるのかをイメージしながら変わっていく投手だと思う。

ドラフト3位・篠崎国忠選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆

独立リーグ・徳島から指名された超大型右腕。193cm105kgという日本人離れした体格はロマンの塊で、最速157キロの速球も魅力。高いリリースポイントから投げ下ろす角度は唯一無二の武器になる。

独立リーグ出身の大型右腕で最速157キロというと、出力は高いけど粗さもある投手というイメージをするかもしれないが、篠崎投手の場合は高校卒2年目で、大学で伸び盛りの2年生という感じ、粗さというよりは若さを感じる。1年間は先発、リリーフの可能性を見ながら磨いてゆき、来年にリリーフなら松山投手のような圧倒的な真っ直ぐで、先発でも威力で押して打ち取る投手として期待しながら見ていた。

ドラフト4位・能戸輝夢選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆☆

明秀学園日立高から入団の大型外野手。184cmの長身と身体能力の高さが魅力の素材型。走攻守のバランスが良く、将来のレギュラー候補として期待がかかる。

高校では1年時から体のサイズと身体能力の高さで注目されており、3年夏の甲子園では故障のために出場は少なかったが、打席での待ち方の良さなどがあった。手で打っても遠くへ飛んでいたが、まずは故障を直し、体で長打を打てる選手になって、強肩強打の外野手となりたい。

ドラフト5位・新保茉良選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆

東北福祉大から入団の大型内野手。183cmのサイズを生かしたダイナミックなプレーが持ち味。左打ちの内野手として、長打力も兼ね備えた攻撃的な選手。

大学では4年生の春にショートのレギュラーを獲得し、大学野球選手権では7番打者だったが、ホームランを放ち、決勝で3安打という活躍でプロ入りを掴んだ。大学4年間で努力でドラフト5位を掴んだ選手といえる。ショートの守備は動きがややきいものの、フットワーク、そしてスローイングまでのバランスが良く、バネも使っていける。ショートとしてやっていけるものを持っていると思うが、レベルの高いプロでのショートでは、横の動きを更に広くしたい。

ドラフト6位・花田旭選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆

東洋大の大型外野手。187cm87kgと立派な体格をしており、右の長距離砲としてのポテンシャルを秘める。サイズを活かしてハードにパンチする事もあり、差し込まれてもなんとか外野へ持って行く事もできるが、基本的にはフルスイングのようなタイプではなく、平田良介選手のようにコンタクトしていくタイプ。

ただしコンタクトにはもう少し技術が必要で、きれいにスイングをしての空振りだったり、呼び込みすぎて差し込まれての逆方向という当たりもある。パワーと当てることのバランスをどのようにとっていくか。

育成指名選手

育成1位の牧野憲伸投手は、オイシックス新潟から入団の26歳。経験豊富な左腕で、まとまった投球もできて、即戦力に近い存在として支配下登録を狙う。制球の甘さはまだあるが左の中継ぎとしてチャンスを掴みたい。

育成2位の石川大峨選手は、掛川西高出身の187cm92kgという恵まれた体格を持つ内野手。タイミングを外されてもスタンドに運ぶパワーがあり、花田選手に似ている印象。大型内野手としての期待も大きい。三上愛介選手は今年43盗塁を記録した足があり、リードオフマンとして安打を狙う守備でも遠投120mの肩と50m6.0秒の足で広い範囲を守れる。課題は打撃ということになり、しっかりスイングして引っ張る打撃をしているが、プラスアルファで外野の前に落とす当たりや、逆方向への強いあたりなど、打撃の引き出しを増やしたい。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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