東北楽天・星野監督、松井裕樹投手を今のままで放任主義で育てる

松井裕樹, 桐光学園

 東北楽天の星野監督が松井裕樹投手の教育方針について、「今のままで入ってきて欲しい」と話し、現在の力でもプロで通用すると評価をしているようだ。

やんちゃのままで

 松井裕樹投手については「素材がすばらしい、手を加えないほうがいい」と話した。松井投手は18Uでは三振も奪うが四球も多いというピッチングだったが、「やんちゃなままでいい」とそのまま今の特徴を活かすことを明かした。また、「スカウトからも、松井は人間的にしっかりしていると聞いているし、心配はしとらんよ」と話し、松井投手を信頼して放任主義で育てていく。

 松井投手は高校2年の夏の甲子園で1試合22奪三振という快投を見せたが、そこから自分で課題の克服を考えて3年時にはいろいろな事に取り組んでいた。結果的にそれが良かったか悪かったかは分からないが、自分で考えて取り組む事ができる投手だ。

 

先輩やOB

 プロ野球に入ると、当然回りは先輩だらけだし、キャンプや試合前などには解説者などいろいろなプロ野球OBが来ていろいろな意見を言う。その意見を聞きすぎて自分のフォームを見失う選手も少なからずいる。そこで自分の意見を通すような強さも必要になってくる。

 松井投手は意見を曲げない強さを持っていると思う。また高校では先輩とタメ語で話し、後輩にもタメ語で話されるような関係の中で野球生活を過ごしてきた。まだ体育会系の先輩も多いだろうが、イチロー選手のようにタメ語で話しながらも先輩からかわいがられ、後輩からいじられるような選手になってほしい。

 

 「特に何かを準備しろということもないやろ。素材がいいというのは分かっとるんやからな。やんちゃでいい。素のままで入ってこい」

 高校生ルーキーながらも、星野監督は松井をすでに『完成品』と評価。完全な放任主義を打ち出した。

 「ひと昔前なら、交友関係に気をつけろとか言ったもんやけど、いまはそんな時代じゃない。スカウトからも、松井は人間的にしっかりしていると聞いているし、心配はしとらんよ」

 年明けの新人合同自主トレ、2月の沖縄・久米島キャンプと相当な“松井フィーバー”が予想されるが、すでに星野監督は『専属広報』などは置かない方針を明言している。「普通にやらせる。特別扱いはせん」。これも放任主義の一貫だ。

  闘将にとって、田中以来の「金の卵」という逸材だ。優勝旅行先でも、来季の戦力のことに考えが及ぶという。新人以外のチームの補強は、いまだゼロのまま。それだけに、期待の矛先は松井に向けられる。「そのまま来い。やんちゃなままでいい」と投球スタイルから思い描く豪快さを、普段から前面に出していくことを求めた。

 田中の去就は不透明な状況は続くが、昨季ドラ1・森とともに両輪左腕がチームの将来を担うと考えている。「自分から『(メジャーに)行かせてください』というぐらいになってほしい」と期待を膨らませた。


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