東北楽天ドラフト裏側、「藤平は満票で1位に」「田中は絶対欲しい」

東北楽天ドラフトニュース2016年ドラフトニュース

東北楽天の立花球団社長が昨年のドラフト会議の裏側について、河北新報で話をしている。ドラフト1位・藤平尚真投手はスカウト全員が1位指名に推していた。またドラフト3位の田中和基選手はどうしても欲しかった選手だった。

1位・藤平は満票で

東北楽天は昨年のドラフト会議で、エースが必要として創価大の田中正義投手が有力と言われていた。しかし実際は横浜高・藤平投手の評価が高く、ドラフト前々日のスカウト会議で立花社長が、「将来100勝以上できるのは誰だ」とスカウト全員に投票してもらうと、藤平が満票だったという。

ドラフト会議では最大3球団の指名重複があるものと想定していたが、ふたを開ければ単独1位指名という事で、ドラフト会議では楽天が藤平投手を1位指名した事に驚きの声が挙がっていたが、立花氏は藤平投手の1球団しか指名がなかったことに驚いたという。

田中選手、絶対にほしい

また楽天はドラフト3位で立教大の田中和基選手を獲得した。遠投120m以上に50mを5.8秒台で走り、しかもスイッチヒッターで両打席でホームランを放っていた田中選手だが、立教大では下位打線を打ち、リーグ戦でもタイトルを獲ったり、試合で大きく目立つという選手ではなかった。

しかしドラフト前に田中選手を、星野球団副会長や梨田監督がビデオでチェックすると、「絶対にほしい」とほれ込んでいたという。

田中投手は新人合同自主トレで短距離のタイムを測定したところ、島井外野手のチーム記録を上回るタイムだったという。

東北楽天は2位で大山悠輔内野手を指名する予定だったという情報もあり、1位・藤平、2位・大山、3位・田中と、ポジションをバランスよく指名するのが想定だった。実際には大山選手は阪神がドラフト1位で指名をし、2位で創価大の池田隆英投手を指名した。

東北楽天ゴールデンイーグルス、過去のドラフト指名一覧

前々日のスカウト会議で方針を決めていた。1位候補の資料を並べ、議長の私が「将来100勝以上できるのは誰だ」と聞いた。スカウト全員に投票してもらうと藤平が満票。総意だった。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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