キャンプ初日にブルペン入りしなかったオリックス・ドラフト1位の山岡泰輔投手が、2日目に午前と午後に2度のブルペン投球を行った。
2度のブルペン
キャンプ初のブルペン入りとなった午前中の投球では55球を投じ、前田健太投手から伝授されたシンカーを練習し、「まだ指のかかりが緩いと感じましたね。もう少し球速が欲しかった」と話した。「左打者の外をスッと逃げていくイメージ。良い武器になれば」と話し、元々定評のあったスライダーやチェンジアップとともに武器にしていくという。
また2度目となった午後のブルペンでは、立投げの状態で約50球を投げた。「さっきは頭が突っ込み、あまり良くなかったので」と話し、午前中に気づいたチェックポイントを、その日のうちに修正したかったと話した。
山岡投手を強く希望して獲得した福良監督は「体の使い方がうまい。あれだけ小さくても角度のあるように見える。」と話した。山岡投手は瀬戸内高校、そして東京ガスで登板しているが、172cmの身長で140キロ前半の球速でも角度がある球を見せていた。東京ガス時代の1年目はリリーフとして140キロ後半から150キロの速球で、その角度に社会人バッターも手が出ないピッチングをしていた。
社会人2年目からは先発として多彩な変化球を駆使して投げる投手に代わっていったが、マウンドで小さく見えない印象を受ける。社会人代表のドラフト1位投手、結果が期待される。
この日、2度目のブルペンでは立ち投げで約50球。「さっきは頭が突っ込み、あまり良くなかったので」。先発ローテーション入りが期待される即戦力右腕は、貪欲に投げ込んだ。
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