東北楽天からドラフト2位指名を受けた早稲田大学のエース・伊藤樹投手(22)が11日、東京都新宿区の同校で指名あいさつを受けた。秋田県出身で小学6年時には楽天ジュニアでプレーした経験を持つ右腕は、「小学校の時に着ていたユニホームを着させていただくのはうれしい」と“凱旋”を喜んだ。憧れの投手・田中将大投手(現ヤンキース)と同じ「200勝」と、将来的な「メジャー挑戦」という壮大な目標を掲げた。
楽天ジュニア出身右腕、憧れのマー君の背中追う
愛敬尚史スカウト部長らから指名あいさつを受けた伊藤樹投手は、「目指してきたプロ野球選手というスタートラインに立てたと実感が湧きつつある」と、喜びを噛み締めた。
幼少期から楽天の試合を見て育ち、小学6年時には楽天ジュニアでプレーした縁もある。「地元の球団になるので、たくさんの方々に見てもらえるように頑張る」と、秋田での凱旋登板にも意欲を見せた。
最も印象に残っているのは、楽天が日本一に輝いた2013年の田中将大投手の投球だという。プロでの目標を問われると、「200勝。チームへの還元として勝ちたい。その数字を目指して頑張りたい」と、憧れの存在と同じ大台を目標に設定。さらに、「将来はメジャーに挑戦できるような、日本を代表する投手になりたいです」と、大きな夢も宣言した。
1年目から「新人王&2桁勝利」
仙台育英高校時代もドラフト上位候補として注目されたが、プロ志望届を出さずに早稲田大学へ進み、東京六大学リーグでは通算22勝(現役最多)、4年春には無安打無得点試合も達成した。「プロで活躍するためにこの4年間を選んだ」と語る即戦力右腕は、「新人王だったり2桁勝利だったり、高い目標かもしれないけど目指していきたい」と、1年目からのフル回転を誓った。
仙台育英の同僚・西武3位秋山に「全部抑えるよ」
今ドラフトでは、仙台育英時代の同級生である中京大学・秋山俊外野手が西武から3位指名を受けた。大学日本代表でも共闘した仲間に対し、「能力を持っているし、めちゃくちゃ真面目なヤツなんで、プロに入ってもまだまだ伸びる」とエール。しかし、同じパ・リーグで対戦することについては、「あんまり打たれた記憶はないので、苦手意識は特にないです。全部抑えるよ、って伝えときます」とニヤリ。ライバルとの対決にも闘志を燃やした。
伊藤 樹 プロフィール
- 氏名:伊藤 樹
- 所属:早稲田大学 4年
- 出身:仙台育英高校
- ポジション:投手
- 投打:右投右打
- 身長・体重:174cm(記事外情報)
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト2位(楽天)。最速152キロ。楽天ジュニア出身。ゲームメイク能力に長け、リーグ通算22勝(現役最多)、無安打無得点試合も達成。大学日本代表。


httpss://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2025/11/12/kiji/20251111s00001173359000c.html
httpss://hochi.news/articles/20251111-OHT1T51144.html
httpss://hochi.news/articles/20251111-OHT1T51041.html






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