北海道日本ハムの2010ドラフト戦線と2011ドラフトの展望

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斎藤佑樹を獲得し最高の盛り上がりを見せる北海道日本ハムの2010年ドラフトと2011年のドラフトの展望をまとめてみました。

2010年シーズン

2009年は貯金22をマークし安定した戦いを見せての優勝を果たした。エースダルビッシュだけで貯金10を積み重ね、武田勝、八木藤井の左腕も勝ち星を挙げての勝利だった。攻撃面でも田中賢のリードオフマンと稲葉、高橋、スレッジの主軸が安定、他にも小谷野、糸井、金子誠といった安定感のある選手がそろい、どこからでも点が取れる自慢の打線が力を見せ付けたシーズンであった。このような状況で2007年の中田翔、2008年の大野奨太の指名により、4番と捕手の指名を急がなくても良い状況の中で、FA移籍する藤井やベテランとなった左腕先発陣に変わる次世代のエースとして菊池雄星を指名する。縁がなく抽選を外すと右のエース候補として中村勝を指名、大塚豊、加藤政義など層を厚くする余裕のあるドラフト指名を展開した。

しかしスレッジ、藤井が移籍すると、抑えの武田久にも若干の不安があり、投手はウルフ、カーライル、ケッペルの外国人や、木田、加藤武らを補強したものの、主軸野手の補強はせず、若干の不安点を持ってのシーズンインとなった。

3,4月で借金12というまさかのスタートとなってしまった。原因はダルビッシュが防御率2点台を保ちながら3勝2敗しかできなかった事から攻撃陣にあると見る。ベテランでチームの中心・稲葉に負担がかかり調子を崩すと、小谷野、高橋も不調となり主軸が総崩れとなってしまった。投手陣でも不確定要素が多く、八木、武田が不調となると代わりのカーライルが不調であり、また抑えの武田久の代わりを見出せずチームの形を失ってしまった点で、不安点が2つともカバーできずにズルズルと敗戦を重ねてしまった。

5月に入ると交流選で稲葉、小谷野、高橋が復調して得点力がアップすると武田勝も勝ち始め、接戦で宮西、建山、武田につなぐパターンができるようになった。6月以降は中継ぎの榊原諒がフル回転し、武田久の負担を大きく減らした。7月8月に高橋がスタメンからはずれると、チームは勝ちきれなり、4位となる。

主軸の穴と安定したもう1人の先発が欲しいチームだが、明るい材料として中田翔が8月に全試合に出場し3割をマークし来年の飛躍のきっかけを作ったこと、前述の榊原諒が中継ぎで絶対的な活躍を見せたこと、そして2010年ドラフト1位の中村勝が1軍で素晴らしいストレートを見せて勝利したことがあり、課題を補うべき選手が出てきた事はチームの補強戦略に大きな影響を与える要素だろう。

2010年ドラフト戦線

北海道日本ハムは実はかなり早い段階で斎藤佑樹の1位指名を示唆している。他にもリストアップされる選手は投手が中心で投手陣の補強を目指していることは間違いなかった。ほかに中大の沢村拓一のほか、ポスト武田勝、八木の左腕候補を積極的にマークし八戸大・塩見貴洋、富士大・中村恭平、佛教大・大野雄大、東洋大・乾真大などもリストアップ、また野手では東海大・伊志嶺翔大はポスト稲葉として可能性が非常に高い候補と思っていた。おそらく斎藤佑樹を外したときは伊志嶺翔大の指名があったものと考える。

2010年ドラフト会議


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