東京ヤクルトの2010ドラフト戦線

東京ヤクルトドラフトニュース

東京ヤクルトの2010年ドラフト戦線を振り返り、チーム戦力の変化や2011年のドラフトを予想してみたいと思います。

2010年シーズン

2009年は71勝72敗だがAクラスとなり、エース石川と館山が16勝、13勝を挙げチームの中心となっていた。抑えの林が絶対的な安定感を見せ投手陣では3番手4番手が必要という状況だが、由規、村中も成長をみせていた。攻撃陣では絶対的なリードオフマン・青木と中軸で補強したガイエル・デントナが活躍したものの、日本人の主軸候補が表れず層が薄い状況であった。しかしドラフトでは主軸候補となる筒香嘉智らの指名はせず菊池雄星を指名、抽選で外して中澤雅人や山本哲也など投手陣の補強をし投手陣の層を厚くする戦略をとった。トレードや外国人補強でも主軸候補は獲得せず、野手はガイエル・デントナに託した格好でシーズンを迎えることになる。

シーズンが始まると、3,4月は借金6、5月は借金13というまさかの立ち上がりとなる。ここまで負けが込むのは戦力以外の要素が大きいと思うが、ガイエル・デントナが不振でエース石川も勝つことができず、投打の軸を失った格好となった。6月に入り、青木、相川、田中が3割を打ち始めると6月に新外国人のホワイトセルを獲得、7月からはガイエル・デントナを外しはじめ、石川・館山も勝ち始めると最終的には72勝68敗4分けと昨年と同様の成績となった。結果的には石川、館山、由規、村中が10勝を挙げ、青木、田中が3割を越え、相川も.297をマークするなど、主軸打者以外は戦力がそろった格好となった。ホワイトセルをシーズン当初から補強していればあるいは優勝も狙えたかもしれない悔しいシーズンとなった。

投手4人は経験も積みタイプもバラバラで非常に頼もしい投手陣となった。リードオフマンも青木、田中のコンビは12球団でもトップクラスといえる。課題ははっきりいえる。主軸打者!外国人に頼ると2010年のようになる。日本人の主軸打者の補強が急務であり唯一ともいえるポイントと言える。しかし補強が難しいポイントでもある。

2010年ドラフト戦線

チームの方針決定は早かった。2010年のシーズンの始まるかなり前に、早大・斎藤佑樹を1位指名を打ち出した。あとは斎藤佑樹が単独指名できるかどうかであったが、千葉ロッテも同じく早い時期に1位指名の方針を打ち出し、競合は確実な状況となった。スカウト陣は外れ1位で指名する選手をリストアップすること、また2位以降で指名できる主軸野手を探すことが課題となる。外れ1位候補はたくさんいた。斎藤佑樹と同じく早稲田の福井優也投手、川島亮投手の後輩となる八戸大・塩見貴洋投手、法大の加賀美希昇投手などをリストアップした。また野手の候補では、履正社の山田哲人や北照の西田、又野など高校生をリストアップしていた。斎藤佑樹には千葉ロッテのほか、北海道日本ハムが指名してくるという情報があり、外れ1位も覚悟してドラフト会議に臨んだ。

2010年ドラフト会議

1位指名・斎藤佑樹には千葉ロッテ、北海道日本ハムのほか、福岡ソフトバンクも指名をしてきた。4球団の抽選は想定内であったが多いほうの予想が当たってしまう。早くから1位指名を決めて追い続けてきたのだが抽選での運は無く、くじを外す。外れ1位では塩見貴洋を指名するも東北楽天も指名、抽選でまたしても外してしまう。投手の候補をあきらめ野手の山田哲人を指名すると、同じく2回の抽選を外したオリックスも指名してくる。ここで何とか交渉権を獲得した。

2位は1位で野手を指名したことから、即戦力投手を狙いたい。加賀美希昇は横浜が指名しここで伯和ビクトリーズの七條祐樹を2位指名した。長年社会人で苦労し今年の夏にようやく力を発揮した投手、長年の経験が即戦力として活躍できると踏んでの指名だろう。3位4位では北照の西田・又野のスラッガーコンビを指名し、将来の主軸候補を獲得した。

チームの変化と2011年の見通し

今年のドラフトでも投手候補が多かったとはいえすぐにチームの主軸となれそうな選手は獲得できなかった。昨年と同じ状況といえる。トレードでも積極的に動かず外国人の補強が必要となる。もし昨年と同じく主軸に新たな戦力を補強しないとすれば非常に危険だといわざるを得ない。毎年こういう状況となってしまうのは日本人の主軸野手候補がいない為で、本来は毎年Aクラスに入りそうな投手陣がそろっているにも関わらず、AクラスとBクラスの間にいるチームとなってしまっている。

投手陣は石川、館山、由規、村中、左右・ベテラン若手のバランスの良い投手陣に、中澤、七條などもいて層が厚くなった。林が残留したことで優勝を狙える投手陣が維持されている。それだけに、2011年優勝を狙うために、オリックスのように積極的に野手を揃えて欲しいと思うのだが。

2011年のドラフト戦略

ズバリ野手と言える。確かに来年は東洋大・藤岡貴裕、東海大・菅野智之、明大・野村祐輔と素晴らしい投手陣がそろうが、慶大・伊藤隼太、中大・井上晴哉、早大・土生翔平など野手でも上位候補がそろう。高校生でも東海大甲府・高橋周平や広陵・丸子達也といった選手がいる。チームとして投手を中心とし、リードオフマンの日本人と外国人の主軸で勝ってきたのはわかるが、これらの野手を獲得できなければ、毎年Aクラスを狙うチームにはなれないだろう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
ドラフト会議ホームページ2020 Draft home page

コメント

  1. 負けるとどうしても消極的になる、初球からでもいい球は逃さず強く打つ。
    何時も追い込まれて凡打の山、受身になっています、自分の方から向かっていく精神力。
    これに欠けている選手はどんどん変えて戦う集団を作って行く。
    もうこの辺でファミリー球団、家族主義は卒業して高校野球の良さを見習ってくれ。
    チームワークも大事だが負ければ不協和音も噴出するだろう。勝つことが特効薬だ。