北海道日本ハム、ドラフト1位・大谷翔平選手が23日札幌ドームで1軍先発へ、東京ヤクルトは藤浪晋太郎投手に続き挑戦を受ける

大谷翔平

 北海道日本ハムのドラフト1位・大谷翔平選手がイースタンリーグの埼玉西武戦で先発したが、最速151km/hを記録したものの先頭打者にホームランを浴びるなど5回を投げて7安打5失点(自責点は2)という内容だった。

 スライダーで4三振を奪うなどしたが、素晴らしい球を投げていても、ランナーを許した場面で粘る事ができずに失点を重ねてしまうという高校からの課題はそのまま残る内容であった。しかし、味方のエラーでランナーを出したものの四死球は2つとまずまず、それに104球を投げた事が本人に自信をもたせた。

 登板後に栗山1軍監督から「次、1軍でいくか?」と聞かれて、「いきます」と即答し、「自信を持っていかないといけないので、そう答えました。」と話している。栗山監督も現在8連敗中のチームについて「課題は1軍にある」と話し、大谷翔平投手の登板によってチームに喝を入れたい考えのようだ。

 大谷投手は、相手を見下ろして投げる事ができるか、という事と、ランナーを許したときに力を抜いて変化球で勝負できるか、という事になるかと思う。相手を見下ろしてランナーを許さないときは、全く手が付けられないピッチングをする。1軍で打席では飄々としている印象で打率3割以上を残している。投手としてもまずは恐れる事なく、相手に向かっていって自分の力を見せ付けるような思いで投げて欲しいです。

 対する東京ヤクルトは3月31日の阪神戦でプロ初登板の藤浪晋太郎投手に6回3安打2失点に抑えられたものの、2-0で勝利し初勝利を許さなかった。大谷翔平投手にもプロの壁を見せられるか。

 降板した大谷は栗山監督からの問いかけに即答した。

 「『いこうか?』と言われたので、いきますと言いました。自信を持っていかないといけないと思ったので」。1軍初登板初先発は「5・23」に決まった。

 喜びと悔しさ。「うれしかったです。でも、今日のような投球じゃ、まだまだダメ。反省を踏まえて1週間(調整を)やっていきたい」。2軍では3度目となる先発マウンド。151キロをマークし自身最長&最多の5イニング104球を投げたが、2発を含む5失点と結果は振るわなかった。

 にもかかわらず栗山監督は「次は1軍で投げさせます」と明言。「最初は(次も)下で投げさせようと思っていたが、課題は上(1軍)にあると思うので」と説明したように、当初は24日のイースタンDeNA戦(鎌ケ谷)を経て、31日の中日戦(札幌D)での1軍初先発が内定していた。 だが、先発の条件に上げていた「100球」をクリアしたことで「最低限、投げられる形」と前倒しを決断。先発ローテの谷間を二刀流ルーキーに託すことになった。

大谷本拠1軍投手デビュー23日ヤクルト戦  - ニッカンスポーツ・コム:2013/5/17

 ベンチ裏。5回5失点で降板した大谷に、栗山監督が近づいて聞いた。「次、1軍でいくか?」。大谷に断る理由などない。「いきます」。即答だった。次戦も2軍予定だったプランを変更し、23日ヤクルト戦(札幌ドーム)での1軍投手デビューが決定した。

 大谷 自信を持っていかないといけないので、そう答えました。中途半端な気持ちではよくない。そこ(1軍登板)を目指しているし、うれしかった。ただ、今日のようなピッチングじゃ、まだまだダメです。

 この日の登板には課題が残った。1回、先頭の西武木村に、プロ入り初被弾となる場外アーチを浴びた。1点リードの5回無死一塁にも、再び木村に左中間場外へ運ばれた。どちらも2ストライク目を取りにいったボールが、不用意に真ん中に入った。場外弾は「おそらく初めて」、同打者に1試合2本塁打も「記憶にないです」と振り返った。3回は2者連続三振を含む3者凡退に抑えた一方、力が入ると制球は甘くなった。「3回の投球を継続していければ。要所で抜け気味の球があった。もっと力を抜かなきゃいけないところがありました。課題も見つかりました」。満点投球での“2軍卒業”ではなかった。


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