北海道日本ハムはドラフト会議で指名された8選手の入団発表を行った。選手の推定年俸、背番号、プロでの活躍する姿の予想などをします。
北海道日本ハム2018年入団選手一覧
順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
1 | 吉田輝星 | 投 | 金足農 | 175cm84kg | 右右 | 10000 | 1000 | 18 |
2 | 野村佑希 | 内 | 花咲徳栄 | 185cm90kg | 右右 | 6000 | 600 | 24 |
3 | 生田目翼 | 投 | 日本通運 | 176cm86kg | 右右 | 6000 | 1000 | 13 |
4 | 万波中正 | 外 | 横浜高 | 190cm90kg | 右右 | 3500 | 520 | 66 |
5 | 柿木蓮 | 投 | 大阪桐蔭 | 181cm88kg | 右右 | 3500 | 520 | 37 |
6 | 田宮裕涼 | 捕 | 成田高 | 174cm77kg | 右左 | 2000 | 480 | 64 |
7 | 福田俊 | 投 | 星槎道都大 | 170cm74kg | 左左 | 2000 | 700 | 40 |
育1 | 海老原一佳 | 外 | BC・富山 | 188cm92kg | 右左 | 300 | 260 | 144 |
新人選手の横顔
ドラフト1位・吉田輝星選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
ライバルとしては、夏の甲子園決勝で投げ合ったドラフト5位の柿木投手の名を挙げ、「すごさは知っている。グラウンドでは負けないよう意識する存在」と話した。
フィールディングやけん制などの課題が少ない分、1年目から1軍でプレーする可能性は高いとみられる。武器はストレートで、回転が良く伸びのある球はプロでも注目される部類に入りそうで、リリーフで投げれば藤川球児投手のような感じになるかもしれない。1点だけ心配するとすれば、高校野球とプロ野球はストライクゾーンがかなり違うので、それに対応できるかだが、この1年間の成長を見るとプロでもすぐに対応してくるのではないかと思う。
ドラフト2位・野村佑希選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆
花咲徳栄の岩井監督からは「中畑清さんのような選手になれ」と激励されたといい、「前向きにプレーして、愛される選手になりたい」と話した。
中畑氏とはプレースタイルが似つかないように感じるが、右の筒香のような感じで、スラッガーになれる選手だと思う。スイングはシンプルで素直、力任せのフルスイングではなく一見するとそんなにすごくなさそうだが、インパクトの瞬間の速さがすごく、木製バットで力を見せてくれそうな選手。高3時代に投手をしていたため課題は守備、ファーストやサード、ショートでもプレーしていたが、どのくらい守れるのかがつかみ切れていない。140キロを超す速球を投げる肩があるので、ショート、外野手の可能性も見えそうだ。
ドラフト3位・生田目翼選手 期待度1年目:☆☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
176cmと上背はないが最速155キロを記録している。しかし試合ではチェンジアップ、カットボール、スライダー、スプリットなど多彩な変化球を駆使する投手で、粘り強く試合を作っていくことが特徴、それでもストレートはここぞというときに140キロ後半から150キロに入ってくる。先発としてローテーション入りは確実とみる。その上で6勝が最低ライン、その先の上澄みがどこまでできるかだろう。
ドラフト4位・万波中正選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
あだ名は地元でも呼ばれているので、「マンチュウ」でお願いしますと話した。
中学時代から素質に注目され、軽々とレフトの上段に運ぶようなパワーを持つ。ただし打撃フォームにはまだ課題が多そうで、高校3年間では悩んで成績を残せなかった時期が半分くらいあった。ただし、肩は140キロ後半を記録し、足もある選手、スラッガーとしての期待もあるが、プロでは一度、自分のプレースタイルを考え直すタイミングが来るかもしれない。守備と足でチャンスをつかみ、打撃で無我夢中に食らいついて結果を残したい。
ドラフト5位・柿木蓮選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆
甲子園では投げ勝ったものの、ドラフトではかなり上に行かれた、ドラフト1位の吉田投手について、「一番意識し合う存在で、原動力」と話した。
ストレートは151キロを記録し、スライダーなど変化球も良く、特に夏の甲子園ではエースとして全国制覇に貢献した。しかしこの順位の指名となったのは、高校生には特徴を求めることが多いから。総合的に能力の高い柿木投手は、もしかすると現在の能力でも、大学生だったらもっと評価されたのかもしれない。2年秋から3年春に球速が落ち伸び悩みを見せたが、3年春にミニキャンプを行って夏には151キロを記録した。プロでも1年間体力をつける事に当てれば、全ての面で相当な能力を持った投手になりそうだ。根尾選手などと一緒に練習しており、練習で手を抜くこともない。楽しみな投手だ。
ドラフト6位・田宮裕涼選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
捕手としてセカンドまで。1.8秒台の送球を見せ、また打ってもチームの4番として勝負強さを見せた。しかし中学時代に期待された姿にはまだ追いついていない感じもあり、体もまだしっかりとできていない。ポテンシャルの高い選手だと思うので、まずは体づくりをしっかりとし、捕手としての能力を高めて、2年後に1軍マスクを被りたい。
ドラフト7位・福田俊選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆
投げっぷりの良い左腕投手で、148キロの速球とスライダー、スプリットなどの変化球の精度も高い投手。今年はやや伸び悩みを見せたがものの、昨年までの評価は高く、リリーフで即戦力として投げられる可能性もある。チームには宮西投手や、引退した石井投手といった左腕投手がおり、特徴を生かして使い続けられる投手になりたい。
育成ドラフト1位・海老原一佳選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆
大きな体がありパンチ力がある。バッティングは荒削りで、プロでどこまでやれるのかは未知数。育成選手を獲らなかった日本ハムが初めて獲った選手、支配下65人でやっている日本ハムだが、故障者が多くなると、ファームで試合を消化するのも難しくなるため、支配下選手も獲得することになったようだ。そういう面では厳しい環境からのスタートとなる。しかし、ファームで試合を経験させる事街区性のポイントとしている日本ハムなので、試合の経験もさせてもらえるだろう。そこで大きな体からの力強いスイングを見せたい。
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