北海道日本ハムが、苫小牧駒大の156キロ右腕・伊藤大海投手のドラフト1位指名の可能性をスポーツニッポンが報じた。
その年のNO.1&相思相愛
伊藤大海投手は、最速156キロの速球を投げ、多彩な変化球を全てコントロールし投げ分けることができる。大学2年の大学野球選手権から注目され、その後、侍ジャパン大学代表ではリリーフを任されて、日米大学野球でも好投を見せた。
4年生の秋となった今シーズンも順調にその力を伸ばした姿を見せる。この日の北海道六大学リーグでは、152キロのストレートに多彩な変化球で、函館大打線から延長10回までで19三振を奪った。試合に敗れたものの、10球団のスカウトを前に、その力を存分に見せた。
試合後に伊藤投手は、「北海道で生まれた人間として、北海道の地で頑張れたらなとは思っています」と話し、もちろん12球団OKだと思うが、球団名は明かさないものの、地元の北海道日本ハムでのプレーも希望する。
またこの日は、北海道日本ハムは吉村GM、大渕スカウト部長など4人態勢で視察をしたが、吉村GMは昨年オフに「能力から言えば十分に1位の選手」と評価しており、大渕スカウト部長は「変化球を上手に使って、直球を生かしていた」と評価した。
大学生投手では早稲田大の早川隆久投手がNO.1といって良いと思うが、右ならば実力・実績を踏まえ、伊藤大海投手をNO.1と評価しても間違いはない。北海道日本ハムは、その年のNO.1選手を指名するスタンスだが、伊藤投手をNO.1と評価しての1位指名は十分考えられる。
伊藤投手が尊敬するダルビッシュ有投手、また他にも大谷翔平選手など、北海道から世界へ飛び立った選手も多い。伊藤投手も力としては将来のメジャー入りも十分視野に入れられる。そして、北海道日本ハムはエースの有原投手もメジャー移籍を希望しており、エースの系譜が伊藤投手へと引き継がれる形になりそうだ。
昨年オフ、吉村浩GMは伊藤について「能力から言えば十分に1位の選手」と明言したが、ドラフトまで約1カ月に迫った現時点でも評価は不変。早大・早川、明石商・中森、福岡大大濠・山下らとともに、指名リストの最上位に位置する。
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ファイターズのドラフトが楽しみ