北海道日本ハムはドラフト会議で指名した8選手の入団発表を行った。選手の推定年俸、背番号、プロでの活躍する姿の予想などをします。
北海道日本ハム2020年入団選手一覧
順位 | 選手名 | 位置 | 出身 | 身長体重 | 投打 | 契約金 | 年俸 | 背番号 |
1 | 伊藤大海 | 投 | 苫小牧駒大 | 176/82 | 右左 | 10000 | 1500 | 17 |
2 | 五十幡亮汰 | 外 | 中央大 | 171/67 | 右左 | 7000 | 1100 | 50 |
3 | 古川裕大 | 補 | 上武大 | 182/88 | 右左 | 5000 | 900 | 27 |
4 | 細川凌平 | 内 | 智弁和歌山 | 174/75 | 右左 | 3500 | 520 | 56 |
5 | 根本悠楓 | 投 | 苫小牧中央 | 173/78 | 左左 | 2000 | 520 | 59 |
6 | 今川優馬 | 外 | JFE東日本 | 177/87 | 右右 | 2500 | 840 | 61 |
育1 | 松本遼大 | 投 | 花巻東 | 187/96 | 右右 | 300 | 260 | 114 |
育2 | 齊藤伸治 | 投 | 東京情報大 | 181/83 | 右右 | 300 | 260 | 115 |
新人選手の横顔
ドラフト1位・伊藤大海選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆
スタイル的には吉田輝星投手に近いが、球速、変化球の種類とキレで一回り上を行く。155キロの速球はリリーフで真っ直ぐで勝負しても1軍で結果を残せそうで、先発でも変化球を中心に押さえていく投球もできる。1年目はチーム事情により起用法が変わりそうだが、有原投手がポスティングで移籍し、吉田投手はリリーフとしてハマりそうな時は先発で、リリーフが不在となった時には伊藤投手がリリーフとしてチームを支えてくれそうだ。
1年目は先発・リリーフとしてチームを支える投球で、5勝15Sくらい、2年目に先発に専念させて10勝。
ドラフト2位・五十幡亮汰選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆
足の素質に関して言えば、これまでのプロ野球選手の中でもトップクラスと言って良いと思う。ただし体が細く、まだプロの体型ではない。盗塁のタイム面、また打撃ではまだ伸ばせる余地もあり、1年目は育成という意味で背番号も50となっているのではないかと思う。
ただし、五十幡選手には強い肩もあり、センターで広い守備範囲を見せ、これが大きな武器となる。西川選手が抜けた場合には、1年目の5,6月には中堅手として起用され、まずはそこからスタートし、出塁できるようになれば1番に固定されそうだ。
1年目は6月くらいから1軍に出場し、終盤には1番に固定。打率.250、20盗塁。3年目は不動の1番バッターとなり、打率.280、40盗塁。
ドラフト3位・古川裕大選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆☆
打撃では今年の大学生野手の中でトップクラス、きれいにスタンドに運ぶ。大学4年時でもショートやファーストで出場することもあり、捕手として強肩、安定した捕球を見せるものの、「打撃を生かして別のポジションに」という意見も出てくるかもしれない。
1年目はファームで打率.270、8本塁打。捕手としてやれるかが試される。3年目にいずれかのポジションで1軍で100試合に出場し50打点。
ドラフト4位・細川凌平選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
50m5秒台の足と、思い切りの良い走塁を見せ、スピードと勢いで勝負できる選手。1番バッターとしての能力で、五十幡選手と比較される。2年までは外野手でプレーをしていたが、昨オフからショートに転向した。新型コロナの影響でショートとしての実績はまだ積めていないため、ショートとして守備の経験をしていく。
1年目はファームでショートとして80試合に出場、3年目にファームで打率を3割台に載せ、1軍でショートとして出場。
ドラフト5位・根本悠楓選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
中学時に軟式の全国大会決勝で完全試合を達成するなど注目された投手。左から140キロ中盤の速球と、スライダー、カーブを投げ、ツーシームなどを磨いている途中。球速は常時145キロくらいにもってきたいが、実戦派投手で変化球を使った駆け引きのできる左腕としての可能性もある。
1年目はファームで20イニング登板、3年目に1軍昇格しリリーフで40試合。
ドラフト6位・今川優馬選手 期待度1年目:☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆
社会人の野手の中で打撃に関してトップクラス。主軸としてしっかりとホームランを見せてくれる選手。また明るいキャラクターでチームを盛り上げる。強面の中田選手からは可愛がられ、清宮選手にはうまく絡んで、二人を盛り上げる役割にもなりそう。1軍に欠かせない選手の一人になりそうだ。ライバルは杉谷選手か。
1年目に8本塁打20打点、3年目に外野手、DHで100試合に出場し2ケタ本塁打。
育成ドラフト1位・松本遼大選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆
登板機会がまだまだ少なかったが、187cm96kgという体から投げられるストレートは、常時140キロを超す力を持っている。また、スライダー、チェンジアップ、フォーク、ツーシームといった多彩な変化球もあり、それらを使える球にしていくことがまずは目標。リリーフとして150キロ級のたまを連発するリリーフとなるかもしれない。
1年目にファームで20イニングに登板、3年目に支配下登録され、リリーフとして1軍昇格し20試合に登板。
育成ドラフト2位・齊藤伸治選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆
体もしっかりしている右腕投手。高校時代は内野手で、大学で投手に転向して140キロ後半の球速の球を見せる。変化球はスライダー、カーブ、フォークを投げるが、パワーで真っ向勝負の投手になるのか、動く球を使っていくのか、プロでどんな投球スタイルで行けるのかを見定めてゆきたい。
1年目にファームで50試合に登板、3年目に支配下登録。

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