北海道日本ハムが、智弁学園の左の大砲・前川右京選手の上位指名を検討していることがわかった。
左の大砲
北海道日本ハムは今年、投手、野手ともに戦力が崩れてチームは低迷をしているが、投手ではルーキーの伊藤投手など明るい材料がある。しかし野手は、主軸だった中田選手がトレードで移籍し、若い野村選手、高浜選手、万波選手など楽しみな主砲候補はいるものの、右打者が並ぶ。
左では2017年のドラフト1位・清宮選手がいるが、期待したような活躍はまだできておらず、今年は左の大砲の獲得が補強ポイントとして挙げられていた。
その中で注目しているのは、智弁学園の前川右京選手だという。1年時からパワーある左打者として注目され、今夏の甲子園では2本塁打、打率.455、7打点でチームを準優勝に導いた。
日本ハムの球団関係者は「春は低調だった。この夏で取り組んできたことが結実してよかった。野球熱心で野球一筋」と話し、春から苦労をし、悩んできた事を夏に成果として結実させた力などを評価している。
北海道日本ハムは、チーム本塁打数は12球団最低の59本となっている。しかし、広い札幌ドームが影響していることもあり、2023年の新球場ではホームラン数が増えることも予想される。そのためにスラッガーを育てておく必要があり、前川選手は左の主砲として期待されそうだ。
そして前川選手の獲得となると、清宮選手の尻に火がつく形となる。それが刺激となり、本来の力を出すような相乗効果も期待される。


今夏の甲子園で放った2本のアーチに、前川の魅力が凝縮されていた。強い打球と十分な飛距離でプロからの評価も急上昇。日本ハムも上位指名候補として検討を重ねている。
すでに前川は13日にプロ志望届を提出。ドラフト会議まであと1カ月を切る中、球団関係者が「春は低調だった。この夏で取り組んできたことが結実してよかった。野球熱心で野球一筋」と語るなど、球団は実力だけでなく、野球へ取り組む姿勢なども含め評価する。
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