北海道日本ハムは、ドラフト3位で指名した前メッツ3Aシラキュースの加藤豪将選手と、契約金と年俸合わせて推定1億円で契約を交わした。
日本で学んで更に自分を高めたい
加藤豪将選手はアメリカカリフォルニア州で生まれた28歳の内野手で、一度日本に来ていたものの、5歳で再びアメリカに渡り、高校生卒業時点の2013年のMLBのドラフト会議で、ニューヨーク・ヤンキースから2巡目(全体66番目)で指名されて話題となった。
その後、マーリンズ、パドレスなどの下部組織でプレーし、昨年オフにブルージェイズとマイナー契約を結び、今年、初めてメジャー・デビューを果たした。5月にメッツに移籍していた。
今年のドラフト会議は、時差のために深夜だったため「寝ていた」と笑うが、翌朝に指名があったことを聞くと「ベッドから飛び起きた」と驚き、その数日後には代理人に「俺はもう行く」と日本行きの飛行機に乗っていたという。
10年間を育成組織でプレーしたが、「大リーガーになることに喜びはなく、自分を高めるために夢中になるプロセスに喜びを感じていた。自分に問えば問うほど、日本で学んでさらに自分を高めたいと思うようになった」と話す。
この日はメッツでプレーをしていた新庄監督と並んで記者会見をしたが、「本当に夢のよう。信じられない」と話し、北海道日本ハムのユニフォームを纏った。
新人としてはオールドルーキーという形になり、当然即戦力として期待されるが、すぐに1軍で主力としてプレーできる所にいるかはまだわからない。ただし、契約金を見ても期待は高く、新球場となる来年の開幕の目玉となる可能性は十分ある。
キャンプなども独自のペースで調整することが許されることになりそうで、実力を見るのはオープン戦でということになる。どんなプレーをするのか非常に楽しみで期待したい。


ドラフト会議が行われた時間帯は、自宅があるカリフォルニア州サンディエゴでは深夜。「寝ていた」と笑った。日本ハムからの指名は「ベッドから飛び起きた」ほどの衝撃だったが、決断したのはわずか数日後だった。自身の代理人に「俺はもう行く」と告げ、飛行機に飛び乗った。

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