北海道日本ハムからドラフト1位指名を受けた明治大学の大川慈英投手(22)がこの日、茨城県土浦市内の母校・常総学院高校で行われた凱旋歓迎会に出席した。プロ野球選手を目指すきっかけとなったグラウンドで、かつて日本ハムでプロ生活をスタートさせた恩師・島田直也監督(55)を超える活躍を誓った。
恩師も元ハム戦士、不思議な縁と「師匠超え」の野望
大川慈英投手にとって、島田監督はただの恩師ではない。1987年にドラフト外で日本ハムに入団し、後に横浜(現DeNA)で最優秀中継ぎ投手のタイトルを獲得した、今のスタイルでもあるリリーバーとしてのプロの大先輩になった。「やっぱり縁っていうのはあるんだなと思いました(スポーツ報知)」と語し、そしてさらに近づく事を決意する。
「島田さんに負けないような投手になりたい。タイトルは取りたいですし、明確な目標があるとわかりやすい。自分の希望ポジションはクローザーですが、最優秀中継ぎ賞だったり、取れるものは全部取りたいです(スポーツ報知)」。偉大な恩師の実績を上回る活躍で、ファイターズの守護神に君臨する覚悟を示した。
島田監督も教え子のドラフト1位指名にと感無量の様子。「ここから勝ち取っていかなくちゃいけない世界。厳しいが慈英ならできる。頭のいい子なので(スポニチ)」とエールを送った。
新庄監督から「ボス」のDM、直筆サインも初披露
プロ入りへ向けた準備も着々と進んでいる。11月の新入団発表後には、新庄剛志監督からインスタグラムをフォローされ、ダイレクトメッセージで「ボス」という2文字が届いたという。選手とのコミュニケーションをいろいろな形で行う新庄監督の元でプレーする事についても実感した。
常総学院では先発の秋本璃空投手と2枚看板として、試合の終盤を任させれていた。高校で最速147キロを記録しており、福岡ソフトバンクなど複数の球団から注目をされていたが、明治大に進学をすると、更にリリーフとして大きく成長し、155キロの速球とを投げる投手となった。
特に魅力となる球質の良さは抜群で140キロ台でも空振りを奪える。プロでは常時150キロ台で今の質の良い球を投げ続けられるようになれば、阪神の藤川球児投手のような火の玉リリーフとなって活躍ができるだろう。いまから来年が待ち遠しい。
大川慈英 プロフィール
- 氏名: 大川 慈英(おおかわ・じぇい)
- 所属: 明治大学(22歳)
- 出身: 神奈川県平塚市(常総学院高校卒)
- ポジション: 投手
- 投打: 右投左打
- 身長・体重: 180cm、75kg
- 主な特徴や実績: 最速155キロの直球を武器とするリリーバー。常総学院時代にプロを志し、明大で守護神として活躍。2025年ドラフト会議で北海道日本ハムファイターズから1位指名を受ける。背番号は27。










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