巨人は5日、ジャイアンツ球場で新人テストを実施し、応募のあった86人から書類選考を通過した25人が参加し、ブルペン投球やフリー打撃を行った。独立リーグ・四国IL徳島の楠田喬脩内野手(22)が強打でアピールしており、最終的に1人がテストを通過した模様。また、水野雄仁編成本部長代理は、今秋ドラフトの目玉であるスタンフォード大学の佐々木麟太郎選手について「視察には行きました」と言及した。
独立L徳島の楠田が強打でアピール「やり切った」
エントリーした86人のうち、書類選考で絞られた26人中25人が、10月23日のドラフト会議へ向けた最後のチャンスに挑んだ。テストでは遠投、キャッチボール、ノック、ブルペン投球、フリー打撃などが行われた。テストは水野編成本部長代理スカウト担当の他、駒田3軍監督やスカウト陣がチェックを行った。
独立リーグの選手が中心となる中で、ひときわ強い打球を飛ばしたのが四国アイランドリーグplus・徳島インディゴソックスの楠田喬脩選手だ。フリー打撃でアピールに成功し、「いつも力んでしまうが、楽にいけた。やり切ったので悔いはない」と、晴れやかな表情で運命の日を待つ心境を語った。
テスト後、1人の通過が発表された。水野編成本部長代理は通過者について「一応スカウト部のリストアップの中に載せるかどうかというところ」と説明するにとどめ、このテストの合格発表は、ドラフト会議で指名されるかどうかということになる。
水野部長、佐々木麟太郎の指名には明言避ける
また水野編成本部長代理は、今秋ドラフトの超目玉、スタンフォード大学の佐々木麟太郎選手についても言及。「視察には行きました」と、現地でプレーを確認したことを認めた。しかし、指名候補リストに入っているかについては「何とも言えない。それを言うと他の球団にも情報が伝わるので」と明言を避けた。
ドラフト1位を投手にするか野手にするかも含め、「まだ決めていない。阿部監督とも話し合って絞り込んでいく」と、今後慎重に検討していく方針を示した。また2027年からスタートするDH制に向けた指名についても「もちろん考えていくべきこと。来年すぐレギュラーになる選手、2-3年後という伸びしろを期待して獲得する選手もいるので」と話した。
楠田 喬脩 プロフィール
- 氏名:楠田 喬脩(くすだ きょうすけ)
- 所属:徳島インディゴソックス
- ポジション:内野手
- 主な特徴や実績:22歳の強打の内野手。平塚学園から国士舘大に進み、今年から徳島インディゴソックスでプレー。巨人の新人テストに参加し、アピールに成功した。




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