福岡ソフトバンクがドラフト2位で指名した神奈川大の庄子雄大選手が、契約金8000万円、年俸1200万円で仮契約を結んだ。同じ大学卒遊撃手でパ・リーグでプレーする宗山塁選手や、横浜高校で同期だった度会選手、津田選手など、同じ舞台で競争する相手は多い。
「今宮選手とはまた違うタイプ」
庄子雄大選手は神奈川大の遊撃手として、神奈川大学リーグで通算116安打を記録した。また、大学通算54盗塁を記録、盗塁成功率は9割を越している。50m5.7秒の俊足を高く評価し、福岡ソフトバンクがドラフト2位で指名した。担当した福山龍太郎アマスカウトチーフは「今宮選手とはまた違うタイプ。脚力は周東選手に匹敵する。戦力に十分なっていける」と話す。
庄子選手にとって、プロの舞台でライバルとなりそうな選手は多い。今年のドラフト会議では20年に一人と評価された明治大・宗山塁選手が注目され、5球団の1位指名の末に同じパ・リーグの東北楽天に入団する。庄子選手は「自分にあって彼にないものがある。全てにおいて彼に負けないようにレベルアップしていきたい」と話し、足を武器にリーグでの安打数争いなどで戦っていく決意を述べた。
また、横浜高校時代は昨年DeNAドラフト1位の度会隆輝選手、中日ドラフト2位の津田啓史選手と二遊間のポジション争いをしており、二塁・度会選手、遊撃・津田選手がレギュラーとなっていた。神奈川大で不動の遊撃手となり、ドラフト2位指名という事で、二人に肩を並べるくらいの評価でプロ入りするが、当然、この二人もライバルとなる。
舞台はプロ、そして侍、庄子選手は足の武器で周東選手や五十幡のように代表に選ばれる可能性がある選手だ。この武器を大いに活かして、プロや侍ジャパンで活躍して欲しい。
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