西武ライオンズのドラフトの狙い(2018)

2018年度の12球団のドラフトを予想、埼玉西武編。10月15日更新

チーム状況

〇タイプ:バランス型
〇監督:内野手出身、攻守バランス型
〇決定者:渡辺久信シニアディレクター兼編成部長、鈴木葉留彦球団本部長
〇補強ポイント:先発投手、左投手、リリーフ、ショート
〇近況:現場から「内野手がいい。源田が故障したらバックアップがいない」という声が出ている

埼玉西武はFAで選手が流出するチーム。片岡選手、涌井投手、岸投手、そして昨年も野上投手が抜け、先発ローテーションの投手が抜け続けており、今年は菊池雄星投手がポスティングでのメジャー移籍は確実な状況となっている。チームメンバーを見ると、中村、浅村、栗山、菊池、炭谷、森と高校生の育成と、秋山、源田、山川、外崎と大学生・社会人の選手がバランスよくいる。投手も多和田投手、今井達也投手など即戦力と高校生を組み合わせる。

近年は2016年・今井達也投手、2014年・高橋光成投手、2013年・森友哉捕手とドラフト1位で高校生を指名し、また、2位でも中塚駿太投手、川越誠司選手、西川愛也選手など、現在のポジションに関係なく、素質の高い選手を獲得しチームで育てていく形となっている。2017年はさらに伊藤投手、平良投手と素質型の選手を続けて指名した。

補強ポイントとしては、やはり投手が挙げられる。昨年は清宮、安田などに興味を示しながらも、最終的にはチームの補強ポイントを最優先にし、左腕先発の田嶋大樹を指名、抽選に外して、安田選手などが残っている中でも斉藤大将投手と左投手獲得にこだわった。今年はパリーグ制覇をしたものの、防御率はリーグ最下位で4点台、その他の数字もリーグで下位だった。今年は全チームとも投手が悪く、強力打線を武器に優勝をしたが、連覇をするためには欠かせず、特に菊池投手が抜ける穴は、現有勢力では賄いきれない所がある。

ただし、渡辺SDはドラフトと補強ポイントは切り離して考えている。外国人などで投手を補強することを目指し、ドラフトでは将来を見て指名をすることを示唆している。

そしてチーム状況を見ると、セカンドの浅村選手がFA権を取得した。またショートは源田選手が昨年加入して全試合で出場を続けるなど目覚ましい活躍を見せ、長年課題だったショートが埋まったが、源田投手が故障などで離脱をしたら一昨年までと同じ状態となる。次世代の二遊間も補強ポイントとなる。

また他にも野手は愛斗選手、鈴木将平選手に、昨年ドラフト2位の西川選手が内野手登録となり、これからも続々と出てきそうな予感をさせる選手が補強されている。ただし、タイプ的には三拍子そろったタイプの選手で、山川選手が育った今、大砲候補の素質を持った選手も獲得したい。

リリーフ陣も増田投手が最多だが14セーブのみ、ヒース投手、カスティーヨ投手など外国人頼りの状態が続く。勝利の方程式を確立することができるようにしたい所。

ポジション

捕手:炭谷、森、岡田
一塁手:山川(固定)
二塁手:浅村(固定)
三塁手:中村(ほぼ固定)、外崎
遊撃手:源田(固定)
外野手:秋山、外崎(ここまでほぼ固定)、栗山、金子、木村、斉藤

先発投手:菊池、多和田、十亀、ウルフ(ここまで固定)、今井、カスティーヨ、榎田、高橋光、高木、郭 
リリーフ投手:増田、平井、カスティーヨ、ヒース、野田、マーティン、伊藤翔、武隈、小石

ドラフト候補は

ショートの候補では、大阪桐蔭・根尾昂選手、報徳学園・小園海斗選手、天理・太田椋選手の、遊撃手候補1番手の3人のうち一人は獲得したい。他に、延岡学園・小幡竜平選手、明秀日立・増田陸選手、未来沖縄・宜保翔選手、福知山成美・藤田希和選手、敦賀気比・黒田響生選手などもリストの挙げていそうで、1番手内野手を獲得できなかった時は、中位以降でこれらの選手を獲得してきそうだ。

また大学生・社会人でも、打撃優先の遊撃手なら明治大の渡辺佳明選手、東京ガスの石川裕也選手、守備優先なら明治安田生命の吉田大成選手なども候補に挙げられる。

投手で先発ならば、金足農・吉田輝星投手、東洋大・上茶谷大河投手、日体大・松本航投手、国学院大の清水昇投手、関西大・山本隆広投手、日本通運・生田目翼投手、東芝・岡野祐一郎投手から1人を、将来性やリリーフも考えるならば、東洋大・甲斐野央投手、梅津晃大投手、Hondaの齋藤友貴哉投手、日体大の東妻勇輔投手、三菱重工広島の杉山一樹投手を一人は獲得したい。西武では高校生も2年目くらいから活躍を見せる、吉田投手も十分即戦力として考えられる。

先発左腕ではOBの多い富士大の鈴木翔天投手、八戸学院大・高橋優貴投手や、星槎道都大の福田俊投手、Honda鈴鹿の平尾奎太投手、日本生命・高橋拓巳投手、地元埼玉でセンバツ優勝投手の早稲田大小島和哉投手、そして故障から復帰中の法政大・森田駿哉投手などがいるが、菊池の穴を埋めるまではいかないだろう。

他にも、駒大の白銀滉大投手、NTT東日本の堀誠投手、JR東日本の板東湧梧投手などは獲っておいて損はないだろうし、JX-ENEOSの鈴木健矢投手、左澤優投手もリリーフとしてすぐに活躍できそうだ。他に余裕があれば、習志野の古谷拓郎投手や明徳義塾の市川悠太投手を獲得して育てたい。

地元では浦和学院の渡邉勇太朗投手、花咲徳栄の野村佑希選手、埼玉栄の米倉貫太投手といった楽しみな選手がおり、得意の北関東でも健大高崎・山下航汰選手、青藍泰斗・益子京右捕手などがいる。

渡辺SDは「投手は毎年、なんだかんだ出る。野手の逸材がいる時は野手に行けというのが根本流」と根本陸夫氏の補強を手本としている。昨年は野手の逸材にはいかなかった分、今年は優先されるかもしれない。

1位、2位指名予想

  1位 2位
パターン1 根尾昂 生田目翼
パターン2 吉田輝星 野村佑希
パターン3 松本航 東妻勇輔

2位は最後から2番目の指名となるので、太田選手や渡邉投手は残っていないだろう。2番手遊撃手は3位以降へと回し、投手補強を優先させるか。1位で根尾選手を指名し外したら太田選手という流れになりそうだ。

埼玉西武ライオンズのドラフト会議ページ


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