大学2年生左腕が好投、近大・林山太洲投手、早大・早川隆久投手

早稲田大, 近畿大, 早川隆久, 林山太洲

関西学生リーグでは近畿大が勝ち点5の完全優勝を達成、春までベンチ外の2年生左腕の林山太洲投手が4勝を挙げた。東京六大学では早稲田大の2年生左腕・早川隆久投手が149キロの速球で4回2安打無失点の好投。

2年生左腕

近畿大の林山太洲投手は創成館高校出身、173cmと大きくないもののキレの良いストレートと変化球を軸に投げる投手で注目されていた。実家はお寺で「自分は長男なんで、いずれは後を継ぐつもり。でも、お経は読めないです」と話している。

その林山投手は近畿大では2年春までベンチ入りは出来なかったが、今秋は左腕エースの小寺兼功投手が右足首脱臼のケガから出遅れてベンチ入りすると、4勝1敗、防御率1.26という成績を残した。この日も最速145キロの速球とスライダーを中心に6回1失点の好投を見せた。

エースの小寺投手が「戻ってくるから、焦らずに頑張ってくれ」とエールを送り、自身も戦線に復帰すると3勝0敗、防御率1.33でリーグ2位の成績を残したが、林山選手が防御率でリーグ1位となった。小寺投手は「林山はまじめだし、投手陣の中で一番しっかりしていると思う。全部、持って行かれましたね」と話した。

近畿大は平成元年に日本一に輝いており、今季は平成最後の戦いという事で日本一を目標としている。小寺投手はプロ志望届を出しておりプロを目指す。来季から託せる投手も見つかった。そして林山投手は2年後、プロに進路をとるか、実家のお寺を継ぐことを目指すか、注目したい。

2年生左腕代表格

東京六大学では早稲田大の2年生左腕・早川隆久投手が、この日は6回から2番手で登板すると、最速149キロを記録したストレートなどで4回2安打5奪三振無失点で、明治大を封じた。

早川投手は木更津総合高校時代に甲子園に出場し、この世代の左腕の代表格として注目されている。それでも大学では、1年生春に1勝を挙げてからは、肩痛などに悩まされ、2季未勝利が続いた。しかし、小島投手が抜ける来年はエースとしての期待がかかる中で、今季勝利を挙げた事は大きい。

藤平尚真投手、寺島成輝投手、今井達也投手、堀瑞輝投手、高橋昂也投手などが輝いた世代、ドラフト上位でプロ入りした選手たちはすでに活躍を見せている。2020年ドラフトで、どんな力関係になっているか注目したい。

2020年度-大学生のドラフト候補リスト

中心は今春までベンチ外だった林山。大学入学後に最速を10キロも伸ばした145キロ左腕は、勝てば優勝という重圧を感じさせず、6回1失点。2安打と四球で招いた4回1死満塁も、スライダーで「狙い通り」という遊ゴロ併殺に切り抜けた。
「(ピンチは)心の中ではヤバイと思っていましたが、表情に出さず冷静でいられました。開幕戦の先発の方が緊張しました」

早大は2番手で登板した2年生左腕の早川が4回2安打無失点で昨春の東大1回戦以来となる通算2勝目を挙げた。「勝った後は大事な試合で打たれ、春は肩を痛め、痛み止めを飲んでも利かなかった。試行錯誤をしてきた」。今夏のブラジル遠征には帯同せず、ランニングや投げ込みで磨きをかけ、この日は最速149キロを計測した。


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