3球団が1位指名で競合し、埼玉西武が交渉権を獲得した国学院大・武内夏暉投手が、渡辺GMなどから指名あいさつを受けた。
背番号は21
ドラフト1位指名の武内夏暉投手に対し西武は、松坂大輔投手がつけていた背番号18と、かつてのエース・東尾投手や担当の十亀スカウトがつけていた21を提示し、武内投手は21を選択した。
21という背番号は、諸説あるものの巨人の高橋一三投手が左のエースとして投げていた事から、巨人ではその後も宮本投手、高橋尚投手などの左腕が着け、その影響が他チームでもあり、ソフトバンクの和田毅投手や横浜DeNAの今永投手、東北楽天の早川投手など、左のエース格が付ける印象の強い番号となっている。
それはアマチュア野球にも影響があり、武内投手も大学で背番号21を着けていた。「左のエースという印象もありますし、十亀さんに自分を推薦していただいたのでその後釜というご縁もあります」と話し、福岡で過ごした少年時代に憧れていた和田毅投手の背番号、そして担当した十亀スカウトとの縁もあった。
ドラフト会議では3球団が競合し、今年のドラフト会議のNO.1左腕投手と評価された形になった。佐々木朗希世代の投手だが、プロではオリックスの宮城投手が世代を代表する左投手で、武内投手も「緩急がすごくて、とても参考になります」と話す。
しかし、「この世代でトップになれるようにと思っているので、負けないように頑張っていきます」と話し、同じリーグのドラフト1位左腕投手との対戦を心待ちにする。
渡辺GMも「当然即戦力として指名した」と期待する。来年、1年目から左のエースを隅田投手と争い、ローテーションで投げて宮城投手との対決を見たい。




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