埼玉西武からドラフト4位指名を受けた東北福祉大学の最速157キロ右腕・堀越啓太投手(22)が5日、宮城県仙台市の同大学で指名あいさつを受けた。埼玉県出身で、幼少期はファンクラブにも入っていたという熱心な西武ファン。「地元の憧れの球団」からの指名に、「新人王」獲得と「160キロ」到達という高い目標を掲げ、プロの世界へ飛び込む決意を示した。
幼少期はファンクラブ会員、憧れのマウンドへ
ドラフト会議から約2週間が経ち、堀越啓太投手は水沢英樹チーフスカウト補佐、斉藤誠人スカウトから指名あいさつを受け、「少しずつ実感してきました」と、プロ入りへの実感を噛み締めた。
埼玉県飯能市出身で、花咲徳栄高校でもプレーしてきた堀越投手にとって、西武は特別な球団だった。「小学校の頃はファンクラブにも入っていて、本当に地元の憧れの球団です」と熱く語る。多い年は年間30試合も球場へ足を運び、楽天が優勝した試合も現地で見ていたという。ドラフト後には、両親からベルーナドームのマウンドで投げている幼少期の写真も送られてきたといい、「(当時の自分に)憧れのユニホームを着て、そこに立てているよと伝えたい」と、運命的な縁に笑顔を見せた。
スカウトが一目惚れした「日本を代表する」逸材
今秋のリーグ戦はコンディション不良で登板がなかったが、球団の評価は一切変わらなかった。担当の斉藤スカウトは今年1月に初めてブルペンを見た瞬間に「衝撃的だった」と“一目惚れ”。「将来的には誰も打てない、日本を代表するような選手になる」と確信し、「自分の中ではずっと1番で、変わらない選手でした」と、熱烈に推薦した経緯を明かした。
そのポテンシャルは計り知れない。トレーニング施設では非公式ながら164キロを計測したこともあるという。「ストレートの球速、球威、回転数にはすごく自信があります」と堀越投手本人も胸を張り、「160キロは一つの目標として掲げている」と大台突破を宣言。さらに、直近5年で3人の新人王を輩出している球団の“吉兆”にもあやかり、「誰にでも資格があるので、そこを目指したいです」と、1年目からの新人王獲得にも意欲を見せた。
堀越 啓太 プロフィール
- 氏名:堀越 啓太(ほりこし けいた)
- 所属:東北福祉大学 4年
- 出身:埼玉県飯能市
- ポジション:投手
- 投打:右投
- 主な特徴や実績:2025年ドラフト4位(西武)。最速157キロ(非公式164キロ)の剛腕。幼少期は西武ファンクラブに入会。今秋はコンディション不良で登板がなかったが、高いポテンシャルを評価された。












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