千葉ロッテの2010ドラフト戦線と2011ドラフトの展望

藤岡貴裕, 高橋周平, 斎藤佑樹, 2010ドラフト, 2011年ドラフト展望

リーグ3位ながら選手個々の活躍により見事日本シリーズを制し、日本一となった千葉ロッテはどのようなチーム状況なのか、ドラフトの視点から見てみたいと思います。そして2011年のドラフトを予想してみます。

2010年シーズン

2009年、チームは最悪の状況に陥っていた。投手では成瀬の11勝以外は実績を残せた選手は少なく、先発ローテーションの渡辺俊介は3勝13敗、小林宏之は4勝13敗と大きく負け越した。2006年ドラフト1位の大嶺、2007年ドラフト1位の唐川がそれぞれ5勝をあげようやく勝ち始めたが、これだけ負け越しても渡辺、小林を登板させざるを得ない投手陣であった。中継ぎ抑えも薮田、小林雅が抜け抑えきれない状況となっていた。また野手も3割を越えたのはサブローのみで、西岡、今江、里崎が2割中盤という状況であった。

シーズン終盤に応援団と選手のすれ違いがあり、6年間のバレンタイン体制は終焉を迎えると内部昇格で西村監督が就任、2009年ドラフトでは実力派の荻野貴司、大谷智久、清田育宏などを指名する。バレンタインが投手の獲得にこだわっていたため投手が非常に多く、野手とのバランスが悪い状況であり、ドラフトで即戦力野手を獲得することでバランスを取るとともに成績が沈んでいる現有戦力に刺激を与えた。また清水、橋本がチームから離れたが吉見、薮田を獲得、野手では金、今岡や的場などウイークポイントを地道に補強していった。

不安が拭えないままのシーズンインではあったが、攻撃ではルーキー荻野が旋風を巻き起こす。バントヒット、盗塁など持ち味を遺憾なく発揮し4月まで打率.341をマークするとそれに引っ張られるように井口、大松、西岡が活躍した。投手では小野、成瀬のほか、渡辺、吉見、唐川が成績を残し5月までに貯金12とした。しかし5月にルーキー荻野がケガで戦列を離れると唐川もケガで離脱し厳しい状況となるが、西岡、今江、井口や渡辺俊介、マーフィーなどが粘り、大きな負け越しをすることは無く、9月には1敗も負けられない状況となったオリックス戦で勝利、見事3位に滑り込みその勢いで日本一となった。

日本シリーズでは大松がケガで離脱したものの、シーズン終盤から活躍し始めたルーキー清田や岡田、今岡が穴を埋めた。また中継ぎ抑えでは、内竜也が急成長、薮田、伊藤とともにチームを救った。しかし、先発は唐川が間に合わず、成瀬1人に頼る状態であった。

また日本シリーズを制したことで、西岡がメジャーへのチャレンジを表明しチームから抜けることとなった。このような状況の中で2010年ドラフトを迎えた。

2010年ドラフト戦線

2009年、チームが大きく沈んだシーズン終了後すぐに2010年ドラフトでは早大の斎藤佑樹を指名する事で決定していた。2010年、ルーキーが活躍し、中継ぎ抑えの陣容が固まる中で先発投手の必要性は益々高まり、1位・斎藤佑樹は揺るがないものとなっていた。他には法大・加賀美希昇、立正大・南昌輝、七十七銀行の小林敦、糸満の宮国椋丞にも高い評価をしていた。

また捕手の層が薄くトライアウトやシーズン中のトレードで補強をしていた事から捕手の指名は必須であり、千葉県の球団としては習志野高校の山下斐紹は欲しかった選手でもある。ほかに世界大学選手権の捕手を務めた青学大の小池翔大や福岡工大城東の中谷将大などの名前が挙がっていた。山下斐紹を外れ1位として指名したかったが12球団が狙う選手であり、NO1野手として東海大・伊志嶺翔大もリストアップしていた。

2010年ドラフト会議

  • 高橋周平選手をリストアップしていることが報じられた。遊撃手としても安定感があり将来4番を打つ選手となれる選手の1人だ。また先発であれば伸び悩んでいる左腕投手候補として東洋大・藤岡貴裕投手が有力であろうと考えられる。また即戦力で遊撃手を守れる選手も指名しカバーをしておきたい。


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