千葉ロッテ、ドラフト2位の吉田裕太捕手と仮契約、1軍キャンプ参加

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 千葉ロッテはドラフト2位で指名した吉田裕太捕手と仮契約を結んだ。契約金は7000万円、年俸は1300万円(推定)。東都の大型捕手が地元千葉で活躍を見せる。

アマチュアでの活躍

 吉田裕太選手は千葉県流山市出身で、小学校時代はボーイズの強豪・流山クラブで全国制覇を経験、中学時代は柏シニアでプレーした。日大三高へ進むと長打力が開花し、3年生となった2009年は4番を打ってホームランなどで甲子園出場を勝ち取った。

 大学は東都1部だった立正大に入学するも、その春に大学は2部に降格してしまう。2年生の春に3本塁打を放つと、秋には打率.383で首位打者となり3本塁打を記録している。3年時は春2本、4年時も春3本塁打、秋3本塁打と、東都では2部ながら13本塁打を記録した。

 また2年生の時に日米大学野球のメンバーに選ばれると、同じ2年生の梅野隆太郎捕手とスタメン争いをすると、0勝3敗で迎えた第4戦からスタメンマスクを被り、第4戦は東浜巨投手(2012年福岡ソフトバンクドラフト1位)、岩貞祐太投手(2013年阪神ドラフト1位)、福谷浩司投手(2012年中日ドラフト1位)をリードして1失点に抑えて1-1の引き分け、第5戦は大瀬良大地(2013年広島ドラフト1位)、藤岡貴裕(2011年千葉ロッテドラフト1位)、野村祐輔(2011年広島ドラフト1位)、中後悠平(2011年千葉ロッテドラフト2位)、三上朋也(2013年横浜DeNAドラフト4位)、菅野智之(2012年巨人ドラフト1位)の球を受けて6-2で勝利した。

 2013年の日米大学野球では合宿に参加して紅白戦でホームランを放ったもののメンバーから漏れた。

地元へ

 千葉ロッテの伊東監督は今年のドラフト会議で捕手を指名することを望んでいた。今年は小林誠司捕手、梅野隆太郎捕手、嶺井博希捕手、桂依央利捕手など即戦力捕手の候補が比較的多かったが、「低めのキャッチングとか、一番おれに似てる」と吉田捕手の獲得を希望した。

 千葉ロッテは里崎捕手がベテランとなり、江村直也捕手がマスクを被る事が多かった。しかしシーズン終盤はバテてスタメンから外れ、64試合の出場にとどまった。江村選手は大阪桐蔭から千葉ロッテに入団し4年目で吉田裕太捕手とは同学年にあたる。プロで成長してきた江村選手と、大学で成長してきた吉田選手がスタメンマスク争いをすれば、共に成長して行ける。

 ロッテからドラフト2位指名を受けた立正大・吉田裕太捕手(22)が27日、同大学で契約金7000万円、年俸1300万円で契約した。元シダックス捕手の立正大・坂田監督から「ノムラの考え」を注入されてきたが「これからは伊東監督に一から学びたい」と宣言。“伊東マニア”と化して、正捕手の座を狙う。

 これまで野村氏の著書「野村ノート」を愛読してきたが、ロッテの指名を機に伊東イズムの継承を決意。早速、指揮官の著書「勝負師」に“参考書”を変更した。来春のキャンプは1軍スタートが確実で、伊東監督が日課とする早朝ランニングにも「行きたいです」と密着マークを誓った。

 巨人のドラフト1位捕手・小林に対して「負けたくない」と、負けん気の強さも十分な大型ルーキー。指揮官のすべてを吸収し「伊東2世」に名乗りをあげる。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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