千葉ロッテ、ドラフト1位の中村奨吾選手が契約、2年連続新人王狙う

中村奨吾

 千葉ロッテはドラフト1位で指名した早稲田大・中村奨吾選手と、契約金1億円+出来高、年俸1500万円で正式契約を結んだ。背番号は未定。

どんな選手か

 中村奨吾選手は天理高校時代に2年3年と4季連続で甲子園に出場、2年夏、3年春にはセンターやレフトなど外野手として、3年夏はサードとして出場していた。2010年は内野手の好選手として履正社の山田哲人選手(2010年ヤクルトドラフト1位)やPL学園の吉川大幾選手(2010年中日ドラフト2位)とともにプロから高く評価されるも早稲田大学進学を決めた。

 2010年夏の甲子園は1回戦でその履正社と対戦、3番サードで出場し3打数1安打(山田選手は3打数2安打)も初戦で敗退した。

 早稲田大では1年生の秋に1番レフトでレギュラーをつかむと、2年生からはセカンドのレギュラーを完全につかみ1番、3番打者として中心選手となっていく。3年春には打率.349をマークすると、秋には4本塁打を記録しドラフト上位候補として名前が挙がるようになった。

 大学4年時は春が打率.239、秋も.271とやや不調だったが、春、秋ともに2本塁打を記録している。セカンドの守備では前後の動きが良く外野手の経験もある事から後方のフライも確実に取っていく。また併殺を狙うプレーでは捕球後に体勢を崩してもファーストに強い送球ができる強さとバランスがある。

 日米大学野球では打撃で貢献し、その打撃を活かすために外野手として出場している。内野でも外野でも無難に守ることができる、ユーティリティープレーヤーでもある。

 

全てを延ばして

 中村選手はこの日、グランドプリンスホテル新高輪で契約を行った。このホテルでは昨年も東京ガスの石川歩投手が契約をしており、石川投手は新人王を獲得した。中村選手も「石川投手も去年、このホテルで契約されたということなので、験担ぎに乗って、新人王を狙いたい」と話した。

 中村選手は外野も内野も守れ、足も50m6.2秒、肩も遠投100mとスペックは問題なく、打撃も打率も残せれば長打も打てる選手である。全てでレベルは高いのだが、どれが特徴というとなかなか表現しきれない所があり、高校でも大学でもユーティリティープレーヤーとして起用されてきた。

 プロでは足なのか長打力なのか、守備なのか、特徴がある方が起用されるのだろうが、中村選手は、全ての要素を延ばしてオールラウンドプレーヤーとして成長してほしい。それだけレベルの高い選手だと思う。

 走攻守三拍子そろった大型内野手は「石川投手も去年、このホテルで契約されたということなので、験担ぎに乗って、新人王を狙いたい」と宣言した。

 昨秋ドラフト1位の石川は今季、10勝を挙げ新人王を獲得。球団側は縁起の良い会場として、右腕が昨年、入団交渉を行ったのと同じ場所をこの日も選んだ。

 2年連続の新人王となれば球団史上初。ドラフト後、早大OBのカブス・和田と知人を通じて会食し「元気がある方が使ってもらえる」と金言を授かった。


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