【2025新入団選手発表】千葉ロッテの新入団選手の推定年俸・背番号と活躍予想

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千葉ロッテは12月、新入団選手の発表を行った。選手の推定年俸、背番号、現在地と将来の活躍のイメージを予想してみます。

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千葉ロッテ2025年入団選手一覧

順位 選手名 位置 出身 身長体重 投打 契約金 年俸 背番号
1 石垣元気 健大高崎 180/78 右両 10000 1600 18
2 毛利海大 明治大 177/77 左左 7000 1200 13
3 奥村頼人 横浜 179/83 左左 5000 600 40
4 櫻井ユウヤ 昌平 180/90 右右 4000 560 55
5 冨士隼斗 日本通運 180/86 右右 4000 1000 46
6 岡村了樹 富島 172/77 右右 3000 460 69
7 田中大聖 Honda鈴鹿 178/98 右左 3000 800 60
育1 中山優人 水戸啓明 182/65 右左 300 260 126
育2 高橋快秀 四国IL徳島 178/82 右右 300 280 127
育3 杉山諒 愛知学院大 171/65 左左 300 300 128

新人選手の横顔

ドラフト1位・石垣元気選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆☆

健大高崎高をセンバツ優勝に導いた世代屈指の右腕。最速158キロを誇るストレートは威力十分で、スライダーのキレも鋭く、まだ未完成だが140キロ台のカットボールなども投げる。背番号「18」として、佐々木朗希に続く次世代のエースとして最大級の期待を寄せている。

石垣投手については、2年のセンバツ時から試合で大きく乱すという場面がほとんどなく、常に150キロ前後の威力を維持し、制球面、精神面に課題は感じられない。3年春に右脇腹を痛めたあと、3年夏まではリリーフとして短いイニングの投球にとどまっており、夏もほとんど登板がなく終わったのは、石垣投手の成長があまりにもすごすぎての事だった。U18W杯では158キロを記録したストレートに140キロ台の変化球も、夏よりも精度がよくなっており、プロでもあまりいないレベルの投手に成長した。

佐々木朗希投手と比べると、やはり上背の違いは歴然としているが、あまりその差を感じさせない。出力の大きさ、制球、変化球も互角にいると思う。その先、例えばメジャーに行ってからのさらなる成長という所では違いが出てくるかもしれないが、高校からプロ入りした時点としては差はない。個人的には1年目から1軍で投げられると考えるが、佐々木投手も慎重に使ってきた事もあり、おそらくその様になるか。ただし、吉井監督からサブロー監督へと代わっており、その方針も変わるかもしれない。ファームで圧倒的な投球を見せて、7月以降に1軍のローテーションに入っていても全然おかしくなく、160キロも記録するのもケガがなければほぼ間違いないのではないかと思う。

170キロを目指すのであれば、少し時間をかけなければいけないかもしれないが、最終的にどこを目指すのかを設定し、それに向けた起用法となりそうだ。

ドラフト2位・毛利海大選手 期待度1年目:☆☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆☆

明治大のエース左腕で150キロの速球と、一つ一つの精度の良い変化球を投げる投手となり、ドラフト1位候補の1人として注目された。体は大きくないが下半身はしっかりとしており、その土台をベースに背筋でもしっかりと押し込める。フォームは躍動感があり、リリースはやや低い位置だが安定している。また指先の力もありストレートは右打者のインコースでグッと伸びる球で、外角のチェンジアップとのコンビネーションはプロレベル。

高校時代から実績はあったものの、大学では1年時は登板せず、2年で少し投げたが本格的に登板したのは3年、そして3年秋に3勝1敗でその力を見せると、4年春は6勝0敗、秋も4勝0敗、侍ジャパン大学代表に選ばれて日米大学野球でも最優秀投手と、投手力が豊富な明治大ならではの理想的な成長曲線を描いた。

ケガなどがなければ、小島投手に続く先発ローテーションの左腕として投げそうで、1年目から8勝くらいを挙げられる勝てる投手でもある。

ドラフト3位・奥村頼人選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆☆

名門・横浜高の左腕。左打席からの思い切りの良いスイングからの長打力も注目されたが、投手として指名された、フォームのバランスも良く、ストレートの球質は、球速だけでなく、バッターに向かって大きくなっていくようなボリュームがあり、特質した面だと思う。

ただし投手としてはセンバツでも夏でもムラを見せており、二刀流をしていたこともあってか、変化球も含めた投球としてはまだ未完成、そして打席でも気持ちを見せる所があり、試合でもやや心が折れそうになったような雰囲気をみせる所がある。まずは心を常に安定に保てる体をつくり、相手を見下ろして投げるまで成長をしたい。そうなった時に一気に14勝くらいを挙げられる投手になるだろう。個人的にはあのストレートを活かしたリリーフ左腕の将来像が見える。

ドラフト4位・櫻井ユウヤ選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆☆

昌平高から指名の大型内野手。180cm90kgという恵まれた体格を生かした長打力が魅力のスラッガー候補。将来の中軸候補として夢のある指名となった。今年の高校生でスラッガータイプがやや少ない中でNo.1の評価だった。

打席で相手に与える強さは、ソフトバンクに進んだ花咲徳栄の井上選手くらいのものがあり、相手が半分逃げる中でも打てる球を見て強打を見せていた。フルスイングよりもやや抑えた形で強い打球の安打を打っているが、プロでもまずはそこからスタートし、フルスイングでもコンタクトできるようになれば、プロ野球を代表するスラッガーとなる。

ドラフト5位・冨士隼斗選手 期待度1年目:☆☆☆☆ 3年目:☆☆☆

日本通運から入団の剛速球右腕。大宮東高、平成国際大を経て社会人で磨きをかけたストレートは、ほぼほぼ150キロを計測する。ストレートの球威と質の良さがあるが、ストレートだけではプロの打者に合わされており、プロの打者抑えるにはコントロールと変化球が大事になる。立ち上がりにストレートで押して当てられて失点され、その後は、変化球を多めにすると抑えてペースを掴むという投球だ。

起用法としては短いイニングで、ストレートを活かしてリリーバーとなるか、それとも変化球と低めへの制球を磨いて種市投手のようになるか、2パターンがある。社会人出身の速球派はリリーフになることが多いが、できれば先発で立ち上がりを克服して2桁勝利を挙げるような投手になって欲しい。

ドラフト6位・岡村了樹選手 期待度1年目:☆ 3年目:☆☆☆

富島高の捕手。小柄ながらフットワークが軽く、モーションが小さくて素早く投げることができるスローイングの良さと打撃センスがあり長打力も見せる。そしてスピードもあって足でも活躍ができる選手で、身体能力を活かして可能性は無限大。高卒捕手としてじっくりと育成し、将来的には他のポジションでも活躍するような、佐藤都志也選手のような打てる選手になるかもしれない。

ドラフト7位・田中大聖選手 期待度1年目:☆☆ 3年目:☆☆☆

Honda鈴鹿のパワーピッチャー。178cm98kgの厚みのある体から重いボールを投げ込む。大学時代には二刀流としても注目された身体能力の高さがあり、社会人では投手一本に絞って成長をした。

ストレートの威力だけでみれば、今年の大学、社会人、独立の選手でもトップクラスで、日本選手権でもその力を見せている。160キロの球を活かしたリリーフとして期待をしたい。

育成指名選手

育成1位の中山優人投手(水戸啓明)は、182cmの長身ながら体重65kgと非常に細身。完全試合も達成した精度の良いコントロールと質の良いストレートがあり、プロのトレーニングで体ができてくれば球速も大幅に伸びる可能性がある。高橋快秀投手はストレートがやや動き、多めに投げるスライダーなど変化球とのコンビネーションで投げる。杉山諒選手は侍ジャパン大学代表メンバーで、俊足と外野での守備を見せた。打撃でも力を見せていて、ここの順位で指名されたのが不思議な感じもする。

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この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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