東京ヤクルトが、大学生投手をドラフト会議の1位で指名する方針であることがわかった。東都リーグの投手を中心に、桐蔭横浜大の古謝樹投手の名前も挙がる。
投手1位指名
2017年に村上選手を指名して以来、投手強化の方針を続けて昨年まで5年連続で投手の1位指名をしている東京ヤクルトだが、今年も即戦力投手の1位指名を行う。
昨年までセ・リーグの2連覇を果たした東京ヤクルトだが、今年は5位を争う戦いとなっている、高津監督はこの日、全体練習前に「新しいメンバーが入ってくることが非常に大事だと思っている。これから先のスワローズのことを考えると、新しい戦力、新しい血を入れていくことの大切さは今年、すごく感じました」と話し、これまでも投手の強化を進めて来たが、手を止めること無く新しい選手を加えていくのが大切と話した。
今年はチーム防御率が12球団ワーストで、特に先発投手陣の防御率が3.93と12球団のワーストとなっている。10勝を挙げた投手は小川投手のみという結果となり、リリーフも田口投手が33セーブを記録したものの、全体的に投手が結果を残せなかった。
そこで東京ヤクルトは、ドラフト会議で大学生投手の1位指名をする方針であるとサンケイスポーツが報じた。候補には東都大学リーグの中央大・西舘勇陽投手、専修大・西舘昂汰投手、青山学院大・常広羽也斗投手、東洋大・細野晴希投手、国学院大・武内夏暉投手、そして桐蔭横浜大の古謝樹投手の名前が挙がっている。東都1部リーグは神宮のマウンドで投げており、球場との相性も評価できる。
今年はヤクルトでプレーし、関係者・度会博文氏の次男でENEOSの度会隆輝選手や、村上選手クラスになる可能性のある花巻東の佐々木麟太郎選手などもいるが、チーム状況を考えると即戦力投手の1位指名が有力としている。
すでに巨人や阪神、広島も大学生投手の1位指名の可能性が高いと報じられており、東都リーグで注目される投手は他にも青学大の下村海翔投手、亜細亜大の草加勝投手などもいるが、球団が増える度に、もし抽選になって取れなかったら、という不安も大きくなってきそうだ。



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