阪神ドラフト4位・小豆畑真也捕手、リード面を反省

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 社会人野球日本選手権では西濃運輸vsHondaの試合が行われ、西濃運輸が1点を奪った後の6回、7回にHondaが4点を奪って逆転勝利を挙げた。阪神がドラフト4位指名した小豆畑真也捕手が9番でスタメンマスクをかぶり、打撃では3打数1安打も逆転負けのリード面を反省した。

 6回7回は4本の長打を浴び、自身最後のアマチュアの大会で勝利を挙げることができなかった。しかし盗塁は0で、社会人トップクラスの強肩で敢行させなかった。

 阪神の北村スカウトは「守りだけなら出てくるのは早い」とディフェンス面ではプロレベルと評価、小豆畑捕手も「日本一になったことがないので頂点に立ってみたい」と話した。

 捕手不足に悩まされた阪神、FAでオリックスの日高剛捕手を獲得する動きもあるが、小豆畑選手も層を厚くしてくれるだろう。しかし強肩はトップクラスでも打撃面やリード面では社会人でもスタメンマスクを奪われるなど課題もある。プロで厳しい場面を経験するだろう。気の早いファンは失敗を責めるかもしれないが、失敗は捕手を育てるもの。気を長く見守ってもらえれば、セカンドまで1.7秒台を記録する捕手はプロでも屈指の捕手に成長するでしょう。

 

 小豆畑の視線は、すでに次のステージへ向いていた。西濃運輸は6回から3イニング連続で失点し逆転負け。6、7回に4長打を浴びた扇の要は「勉強不足。現実を受け止めてプロに進みます」とリードを猛省した。

 

 それでも、見せ場がなかったことが存在感だった。二塁までの送球タイムはプロでも最速レベルの1・7秒台。この日は警戒されて二盗を企てられることはなく、担当の北村スカウトは「守りだけなら出てくるのは早い」とうなずいた。「日本一になったことがないので頂点に立ってみたい」と小豆畑。アマでのラストゲームの悔しさを糧に、猛虎の正捕手取りに挑む。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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