阪神・藤浪晋太郎投手は打っても130m弾、巨人・菅野智之投手に長嶋茂雄氏が12,3勝はできる!

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 阪神の藤浪晋太郎投手はフリー打撃で47スイング中、2本のサク越えを見せたが、1本は130mの特大弾で観客を沸かせた。

 藤浪晋太郎投手は昨年の甲子園でも打順は下位ながら、センバツの九州学院戦に推定140mの特大弾を放ち、夏の甲子園でも天理戦で2ランホームランを放っている。長打力でも大谷翔平選手に引けを取らない。高校通算3本塁打だが大舞台での2発だけに、チャンスで回ったときの9番打者・藤浪晋太郎にも注目したい。

 また、ブルペンでは始めて捕手を座らせて投球を行い、スライダー、フォークなど6種類の変化球を試し、片山ブルペン捕手は「全部が低めに来ていたし、特にツーシームはシュート気味にすとんと落ちる」と評価した。また球速についても「150キロは出ている印象。」と話した。やはりこちらもタダモノではない。

 巨人・菅野智之投手は長嶋茂雄氏の前で、変化球も交えて46球の投球を行い、長嶋氏は「並大抵のものじゃない。悪くても12、13勝はするんじゃないかな」と絶賛した。低めにコントロールされた球とカーブが良かったとの事。菅野投手の真骨頂でもある安定感は、大きな武器となりそうだ。

 

 大阪桐蔭時代、153キロだったスイングスピードは本物だ。マシン相手の20スイング目。左翼ポール際に特大ファウルを放って観衆のどよめきを誘うと、41スイング目が「プロ1号」となる左翼芝生席への130メートル弾。さらに45スイング目にも左翼へ120メートル弾を放って、スタンドから拍手喝采を浴びた。

 

 午前中は、本職で和田監督を喜ばせた。ブルペンで10球投げた後だった。「お願いします」と声を掛け、キャンプ10日目、6度目のブルペン入りにして初めて捕手を座らせて47球。14台のテレビカメラが並び、約100人の報道陣が見つめる中、カーブ、スライダー、フォークボール、チェンジアップ、カットボール、ツーシームと持ち球である6種の変化球を初めて投げた。

 

 体づくりを優先させる首脳陣の方針で、1月の新人合同自主トレから本格投球はお預けだった。「(変化球は)1カ月以上やらなかったので感触を取り戻したかった。きょうはリリースの感覚も制球もつかめなかった」と振り返ったが、受けた片山ブルペン捕手は「全部が低めに来ていたし、特にツーシームはシュート気味にすとんと落ちる」と威力を指摘。最後の3球、全力で投げた直球については、同捕手は「150キロは出ている印象。藤川球児(カブス)のボールはバーンという感じだけど、藤浪のボールはドーンって感じ」と目を丸くした。

 徐々に感覚をつかみ始めていた42スイング目、背番号19のバットが火を噴いた。打撃マシンの直球を真芯で捉えると、打球は低い弾道であっという間に左翼席へ突き刺さった。観客席から拍手も沸き起こった推定130メートル弾。だが「打者・藤浪」はこれだけでは終わらなかった。

 

 45スイング目には、奇麗な弧を描いた打球が左中間最深部へ飛び込んだ。この日は日本人6投手がマシン打撃に挑んだが、サク越えを運んだのは藤浪だけ。2発は、47スイングで3発放り込んだメッセンジャーに次ぐ数字だった。21スイング目にも左翼席へ特大ファウルを放っており、飛距離では助っ人と互角だ。

 

 藤浪「当たれば行くんじゃないか、と思っていましたが、当たるかどうかが不安でした」

 

 多くの高卒新人が木製バットに苦戦するなか「そこまで打撃にこだわっていないので、木でも違和感はなかった」とあっさりと言ってのけた。高校通算3本塁打だが、そのうち2本が甲子園。昨年のセンバツ2回戦の九州学院高戦では左翼へ推定140メートル弾。同年夏は準々決勝の天理高戦でダメ押しの2ランを放った。大舞台で一発を放つ勝負強さもそうだが、打者としてのポテンシャルも十分秘めている。

 「いいよなあ。腕が長いし、真っ向からね。何と言っても制球がいい。カーブも抜群ですね」。ミスターも思わず一目ボレ。賛辞は止まらない。「並大抵のものじゃない。悪くても12、13勝はするんじゃないかな」と、2桁白星も予告した。

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