阪神がドラフト候補をチェック、23日に京都大、24日に大商大と交流戦

大学野球ドラフトニュース阪神ドラフトニュース2014年ドラフトニュース

 阪神は当初から報道されているように、8月23日に京都大、24日に大阪商業大とプロアマ交流戦を行う。この両チームには、阪神が監督を狙う投手が在籍している。

プロアマ交流戦の意図

 盛んにおこなわれるようになったプロアマ交流戦、多くは地元の大学、社会人チームと対戦することで、地域貢献のためという事が多いが、その中にもやはりアマチュア選手のチェックという役割がある。

 阪神は今年、京都大とのプロアマ交流戦を春より企画し、8月23日に行われる。京都大には今年の大学生屈指の投手、田中英祐投手が在籍している。また24日には大商大と対戦する事になった。大商大には阪神が獲得を狙う金子丈投手がいる。

 共に関西を拠点としたチームで、地域活動と言えるものの、田中英祐投手がいなかったら果たして京都大と交流戦を行っていたかどうか。

 また大商大の金子丈投手は187cmの身長があるものの球速は130km/h台、そしてその多くを曲がりの大気なフォークボールを投げるという特徴があり、そのフォークボールがプロで通用するかがドラフト会議での指名のポイントとなる。阪神のスカウトはこのフォークボールをコントロールできる投球を高く評価しているが、この交流戦でその実力を見極めたいという所だろう。

 今は逆指名はほとんどできなくなり、「どこの球団に行きたい」という強い意志表明をするアマチュアの選手は少なくなった。以前のような裏のドロドロした話はないだろうが。

 いずれにしても、この試合で田中英祐投手、金子丈投手がどんなピッチングを見せるかに興味がある。この試合には他球団のスカウトも実力を測るために視察に来ると思われ、二人にとってもプロ志望の意思があるならば、重要なアピールの機会となる。

 

虎2軍vs大学生、23日から2試合 - デイリースポーツ紙面 2014/8/15

 

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

yukiをフォローする
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
シェアする

コメント