パナソニックの154キロ右腕・北出浩喜投手に阪神が6人態勢で視察

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パナソニックの北出浩喜投手の視察に、阪神は和田SA、佐野アマ統括スカウトなど6人態勢で視察した。リリーフ候補として注目している。

154キロ右腕

北出浩喜投手は182cmの右腕で最速は154キロを記録し、パナソニックではリリーフとして登板している。力のある速球が持ち味だが、変化球はフォークなどを投げるものの抜けたり軌道が安定しておらず、まだ課題がある。

その北出投手はこの日、8-0と点差の開いた場面で登板すると球速は147キロを記録、フォークが抜けてヒット1本を許したものの、それ以外は余裕を感じさせる投球で打者をねじ伏せた。

阪神が獲得目指す

この試合には巨人、東北楽天など10球団17人のスカウトが視察し、阪神は和田SAや佐野統括スカウトなど6人で視察した。阪神の畑山統括スカウト補佐は「緊張した場面でどれくらい投げられるか」と、緊迫した場面での投球を見たいと話した。

阪神は昨年まで呉投手がリリーフを務めたが移籍をし、今年もマテオ投手など外国人投手のリリーフ候補を連れてきたものの、徐々に結果を出せない形になっている。藤川投手がリリーフに戻るも、全盛期はやはり過ぎているようで失点する場面もある。また中継ぎでも安藤投手や福原投手などベテランの方が力があり、選手層がやや薄くなっている。日本人で頼れるリリーフ投手が不可欠な状態になっている。

そのチーム状況を踏まえて、即戦力リリーフ投手候補のリストアップがスカウトに指示が伝えられているようだ。リリーフ投手としては明治大の154キロ右腕・星知弥投手やJR東日本の進藤拓也投手などもいるが、パナソニックの北出投手もその候補の一人に十分入ってきそうだ。

2016年度-社会人投手-右投のドラフト候補リスト

2016年度-大学生投手-右投のドラフト候補リスト

右のセットアッパー候補は虎の補強ポイントに合致する。担当の畑山統括スカウト補佐は「緊張した場面でどれくらい投げられるか」と評価の基準を語った。

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yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
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