阪神、創価大・田中正義投手に密着マーク、投手をドラフト1位指名へ

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阪神はドラフト1位を即戦力投手に絞り、最終的に誰を指名するかの最終段階に入る。その中で故障明けとなる創価大・田中正義投手に、密着マークをしている。

即戦力投手1位

阪神は課題だった遊撃手として北條史也選手が成長し、外野手では高山俊選手、捕手でも坂本誠志郎選手の明治大のドラフト1位2位ルーキーが活躍を見せている。野手の各ポジションの層が厚くなったことを確認した事から、球団はドラフト1位指名は即戦力投手という事が総意となってきている。

その中で先日、即戦力投手として田中正義投手、佐々木千隼投手、寺島成輝投手、藤平尚真投手の4人の名前が挙がったが、佐々木投手は今シーズンはリーグ戦でも好投を見せ、侍ジャパン大学代表でも力を見せた。そして秋も万全の状態で完封を記録し、ドラフト1位クラスとして申し分なしの評価となっているとみられる。また、寺島投手も侍ジャパンU18で2試合に登板し、格下相手だったものの12回をノーヒット25奪三振を記録した。藤平尚真投手はU18では打者一人の投球に終わったが、寺島投手とともに夏の甲子園やそれ以前の投球で評価は固まっており、10月に国体は行われるもののこれ以上の評価の更新はない。

その中でまだ評価が確定していないのが創価大の田中正義投手となっている。もちろん昨年までの実績や投げる球を見れば、この4人の中でも頭一つ抜けているのだが、春に右肩を故障しその後復帰までに時間がかかり、直近の状態が分からない状態にあった。8月21日と9月3日のオープン戦で登板したものの、本格的な復活の投球となるリーグ戦のピッチングが非常に注目され、阪神も担当の中尾スカウトを中心に複数人のスカウトで視察を行い、最後の見極めを行うという。

阪神は最終的に監督が1位指名選手を選ぶため、スカウトとしてはこの4人の投手と吉川尚輝選手や京田陽太選手も候補として挙げるとみられ、金本監督が誰を選ぶのかは正直わからないが、田中投手が肩も大丈夫という事になれば、ランク的には田中投手が一番上にくるものとみられる。チームとしても藤浪晋太郎投手に刺激を与えるという事からも同学年の右のエース候補・田中正義投手が最有力になってくるのではないかと思う。

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ところが今季は「超変革」のスローガンのもと、昨季まで出場1試合の4年目北條がブレーク。ここまで106試合に出場して打率2割6分7厘、2本塁打、26打点。来季以降のめどが立った背番号2の急成長により、「1位指名は即戦力投手」という総意が球団内にも出来上がりつつある。

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