阪神がドラフト3位で指名した立教大の熊谷敬宥選手、この日は大学最後となる東京六大学リーグの法政vs立教戦が行われ、4打数ノーヒットで終わった。しかし堅実な守備と走塁技術でドラフト3位でプロの世界に進む。
正確な送球と盗塁
まず、熊谷選手の東京六大学の成績を見てみる。
シーズン | 試合 | 打数 | 得点 | 安打 | 本塁打 | 打点 | 盗塁 | 犠打 | 四死球 | 三振 | 失策 | 打率 |
2014春 | ||||||||||||
2014秋 | ||||||||||||
2015春 | 7 | 17 | 3 | 3 | 0 | 0 | 2 | 2 | 4 | 3 | 0 | .176 |
2015秋 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | — |
2016春 | 13 | 46 | 6 | 9 | 1 | 4 | 4 | 3 | 6 | 8 | 1 | .196 |
2016秋 | 12 | 45 | 9 | 10 | 0 | 3 | 3 | 4 | 5 | 9 | 2 | .222 |
2017春 | 15 | 54 | 11 | 12 | 0 | 2 | 9 | 4 | 10 | 14 | 1 | .222 |
2017秋 | 12 | 43 | 5 | 11 | 0 | 3 | 4 | 1 | 7 | 12 | 4 | .256 |
合計 | 61 | 205 | 35 | 45 | 1 | 12 | 22 | 14 | 32 | 46 | 8 | .220 |
打撃成績を見ると、他のドラフト候補に比べて打率は低く、なぜ指名されたのか、不安に感じる人もいると思う。しかし阪神の平塚スカウトは「盗塁できる能力が高い。盗むのがうまい」と話し、「送球のエラーは見たことが無い。」と話す。今年春のリーグ戦では9盗塁を記録し、チームのリーグ制覇に貢献している。また、守備についても今季は12試合で4失策となったものの、送球のブレの無さをスカウトは評価した。
打撃に関しても平塚スカウトは「打撃もクセがないから力さえ付けばね。今宮みたいになれる選手。」と話した。打撃は課題はあるものの、打撃でそれほど期待されていなかった選手が、技術を習得して打率を上げる選手はいる。
今宮選手も今年は打率.264で14本塁打を放っている。今は守備だけでも走塁だけでもレギュラーに残る事は難しい。まずば守備で安定感を見せ徐々に打撃成績を上げていきたい。
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