阪神スカウトが星稜・奥川恭伸投手を視察「そりゃあ欲しい」

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阪神の筒井和也スカウトが星稜高校を訪れ、今年のドラフトの目玉の一人・奥川恭伸投手の投球練習を視察した。今後も筒井スカウトが密着マークをしていく。

後輩からも慕われている

星稜高校のブルペンに、阪神の筒井スカウトの姿があった。気温は4度の中でその視線は既に熱かった。捕手を立たせて50球を投げた今年のドラフト目玉候補の奥川恭伸投手の投球に「フォームもブレないし、球の軌道もブレない。下半身をうまく使って投げていましたね。」と話し、「担当スカウトとしては、そりゃあ欲しいですよね」と話した。

阪神は昨年の明治神宮大会で奥川投手に和田豊テクニカルアドバイザーなど7人で視察をしており、奥川投手への注目度は高い。今年は大船渡・佐々木朗希投手に東北担当スカウトが、横浜の及川雅貴投手に関東の担当スカウトが、創志学園の西純矢投手に中国担当スカウトが付くが、北信越を担当する筒井スカウトには、奥川投手の密着マークが今年のスカウト活動の重要な任務となる。

その筒井スカウトは既に奥川投手の技術的な面をチェックし、さらに、「後輩からも慕われていると聞きますし、頭も見た目もいいですね。彼には勝ち運や人をひきつける魅力があります。この一年間が本当に楽しみです」と、性格などのチェックも進めている。

スカウトの姿に気が付いていた奥川投手は、「注目していただけるのはありがたいことです。感謝の気持ちを持ち、周りの期待に応えられるような選手にならなければ、自分の目指すところにはたどり着けないと思っています」と話し、直接的な言葉は避けたが、プロへの思いを語った。

阪神は練習試合が解禁となる3月から徹底的に奥川投手の視察を行い、出場濃厚なセンバツ大会にはスカウト総出でチェックをする。最終的に誰を1位指名するのかについては、東北、関東、北信越、中国の担当スカウトのプレゼン力も影響するかも!?

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気温4度。粉雪が舞う金沢で担当スカウトはブルペンに熱いまなざしを向けた。18・44メートルより距離の長い26メートルに設定し、捕手を立たせた投球練習は50球に及んだ。「フォームもブレないし、球の軌道もブレない。下半身をうまく使って投げていましたね。担当スカウトとしては、そりゃあ欲しいですよね」。糸を引くような力強い球に狂いのないコントロール。そのすべてに魅了された。

この記事を書いた人
yuki

 1996年よりドラフト会議ホームページを解説し、30年間に渡ってドラフト候補選手の分析や12球団のドラフト会議の指名を分析してきました。
 雑誌「野球太郎(http://makyu.yakyutaro.jp/)」にも執筆。
 2008年からはドラフト会議に関する情報を毎日投稿しており、2024年時点で23,000以上の記事書いています。
 また、ドラフト候補の動画とみんなの評価サイト(player.draft-kaigi.jp)では、みなさまがおすすめするドラフト候補選手が、これまでに3万5千人以上登録されておりその評価も行っています。

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