2021年度の阪神のドラフト戦線を予想します。
阪神のチーム分析
2020年に60勝53敗でセ・リーグ2位となった阪神、どんなチームだったのか、セイバーメトリクスの指標で分析をしてみる。
野手力(攻撃力・守備力)
チーム | 打撃の貢献 wRAA |
走塁による 貢献 UBR |
盗塁による 貢献 wSB |
守備による貢献 UZR |
WAR |
巨人 | +33.4 | +2.9 | +2.2 | +55.3 | 22.7 |
阪神 | -11.0 | +4.8 | +2.2 | -17.9 | 14.4 |
中日 | -51.4 | -12.1 | -1.9 | +23.3 | 12.7 |
横浜DeNA | +31.0 | -7.6 | 0.1 | -37.8 | 10.2 |
広島 | +25.3 | -8.2 | -0.8 | -47.8 | 11.8 |
東京ヤクルト | -27.5 | +5.7 | -1.8 | -38.5 | 3.0 |
参照:1.02-Essence of Baseball
打撃の貢献ではリーグ4位となっている。チーム打率が5位、ホームラン数、打点も4位で、ISOもリーグ4位と長打も少なかった。大山選手、サンズ選手、近本選手などが貢献が高いが、巨人の丸・岡本・坂本に比べるとwRAAが低く、またポジション別で見ても全体的にマイナスのポジションが多く、特に二遊間のwRAAの貢献の差は大きい。
走塁・盗塁に関してはリーグトップの数値となり、木浪選手、大山選手が走塁で勝利に貢献、盗塁では近本選手がリーグトップの31盗塁を記録し、大きく貢献している。
守備についてはリーグ3位ではあるものの、マイナスの値となった。特に内野手の併殺による貢献がリーグ5位、エラー防止による貢献がリーグワーストとなっている。内野手は攻撃による貢献のwOBAが全体的に高く、守備による貢献のUZRが全体的に低い。土のグラウンドということもあり、人工芝の他球場に比べて補正がどの程度入っているかはあるものの、それを踏まえて攻撃的布陣を組んでいるとも言えなくもない。
外野手の全体的な攻撃力の弱さ、そして二遊間の選手の攻守の弱さが課題と言えそうだ。
投手力
チーム | 防御率 | tRA | SP RAR | RP RAR | WAR |
巨人 | 3.34 | 4.29 | 140.3 | 48.5 | 19.5 |
阪神 | 3.35 | 3.90 | 140.4 | 53.5 | 20.1 |
中日 | 3.84 | 4.11 | 131.0 | 48.2 | 18.6 |
横浜DeNA | 3.76 | 3.95 | 114.4 | 103.4 | 22.5 |
広島 | 4.06 | 4.23 | 132.1 | 45.2 | 18.4 |
東京ヤクルト | 4.61 | 4.70 | 79.7 | 73.0 | 15.8 |
参照:1.02-Essence of Baseball
防御率は巨人とほぼ互角、投手力の力を見たtRAも大きく下がらず、それに伴いRWARもリーグ2位の20台を記録し、投手力はリーグトップクラスと言える。
特に先発の指標が巨人と互角で、西投手、青柳投手、高橋投手がセ・リーグのベスト10に入ってくる。中日・大野投手や巨人・菅野投手、広島の森下投手クラスの投手がもうひとり出てくれば、万全の先発陣となりそうだ。
リリーフはリーグの中ではまずまずの数字だが、更に高められる要素もありそう。RP RARを見るとスアレス投手が大きく貢献しており、その次が岩崎投手、そして馬場投手、岩貞投手、エドワーズ投手などが続く。質の良いリリーフ陣ではあるが、一人一人がもう1段階ずつ良い成績を残すか、または更に良いリリーフ投手が出てくれば、投手陣はリーグ最強となりそうだ。
全体を見ると、投手陣は覇者・巨人と互角以上の戦いができる。打撃で昨年からの上乗せができれば、1位との差は縮む事になるだろう。
阪神のチーム状況
年 | 勝 | 負 | wRAA | UBR | wSB | UZR | 野手 WAR |
tRA | SP RAR | RP RAR | 投手 WAR |
2020 | 60 | 53 | -11.0 | +4.8 | 2.2 | -17.9 | 14.4 | 3.90 | 140.3 | 48.5 | 19.5 |
2019 | 69 | 68 | -58.3 | -1.5 | 2.4 | -27.5 | 7.1 | 3.82 | 148.9 | 131.0 | 28.8 |
2018 | 62 | 79 | -55.2 | +1.2 | 4.8 | -71.2 | 9.7 | 4.13 | 150.8 | 78.7 | 23.1 |
2017 | 78 | 61 | +19.5 | -12.0 | 0.5 | -56.9 | 15.6 | 3.49 | 125.5 | 128.3 | 26.8 |
2016 | 64 | 76 | -73.6 | +1.6 | 0.0 | -30.3 | 7.0 | 3.59 | 171.3 | 74.2 | 26.0 |
2015 | 70 | 71 | -18.6 | +6.1 | -5.1 | -12.2 | 17.0 | 3.56 | 147.6 | 25.0 | 19.3 |
参照:1.02-Essence of Baseball
攻撃についてはマイナスの状態が多く、2017年は糸井選手の獲得により、また、福留選手、鳥谷選手、上本選手、中谷選手が良い成績を残してプラスとなったが、翌年からは鳥谷選手、福留選手、糸井選手の調子が下がり、マイナスの状態へ戻っている。2020年は大山選手の台頭により、上昇している。
走塁、盗塁については2017年は攻撃のスタイルからも走塁の貢献が大きくマイナスとなったが、木浪選手、近本選手などの貢献があり、プラスの指標となっている。大山選手も足が使えているのが特徴か。
守備はマイナスの状態が続く。2015年は福留選手、江越選手、今成選手などが守備に貢献していたが、2016年からその数値が小さくなり、大和選手が貢献をしていたもののその他の選手は目立った貢献ができているのは江越選手くらいだった。その大和選手がFAで移籍し、江越選手も出場できなかった2018年は、UZRは大きなマイナス指標となった。2019年から近本選手の加入と、大山選手、梅野捕手も守備の貢献をしておりマイナスは小さくなった。昨年は大山選手、梅野選手の数値がよくなかったが、大きなマイナスの選手が出場が減ったため、マイナスは小さく抑えられている。
投手は以前より良い数値が出ていた。メッセンジャー投手がいた事が大きく、藤浪投手も頼れる存在で、リリーフでもマテオ投手、藤川投手などが貢献をしていた。特に2017年は先発では秋山投手も好調、リリーフでドリス、岩崎、桑原、マテオ、藤川投手などが揃い、投手WARは高い数値となった。
リリーフ陣は2018年にやや力を落としたものの、2019年にはジョンソン投手、ドリス投手を軸に、藤川、島本、守屋投手などが揃い、WARは非常に高い数字となり、先発もメッセンジャー投手が調子を落としたものの、FAで獲得していた西投手が新たな柱となり、投手陣を高いレベルに保った。2020年はジョンソン選手がメジャーへ復帰し、藤川投手も調子を落としてやや弱い状態となった。リリーフ陣の立て直しが必要となる。
投手
2020年 | 5年後予想 | |
---|---|---|
先発 | 西 勇輝(30)11勝5敗,防御率2.26,tRA3.49 WAR3.7 青柳晃洋(27)7勝9敗,防御率3.36,tRA3.40 WAR3.1 秋山拓巳(29)11勝3敗,防御率2.89,tRA4.80 WAR1.2 高橋遥人(25)5勝4敗,防御率2.49,tRA2.62 WAR2.6 藤浪晋太郎(26)1勝6敗7H,防御率4.01,tRA3.31 WAR2.0 |
西 勇輝(35) 青柳晃洋(32) 秋山拓巳(34) 高橋遥人(30) 才木浩人(27) 西純矢(24) 齋藤友貴哉(30) |
中継ぎ | 岩貞祐太(29)38試合7勝3敗8H,防御率3.30,tRA3.67 WAR1.6 岩崎 優(29)41試合5勝2敗17H2S,防御率1.82,tRA3.20 WAR1.0 馬場皐輔(25)32試合2勝1敗9H,防御率2.08,tRA3.38 WAR0.7 能見篤史(42)34試合1勝0敗4H1S,防御率4.74,tRA6.75 WAR-0.4 |
岩崎 優(34) 岩貞祐太(34) 馬場皐輔(30) 望月惇志(28) 島本浩也(33) 浜地真澄(27) |
抑え | スアレス51試合3勝1敗8H25S,防御率2.24,tRA2.60,WAR1.7 | 藤浪晋太郎(31) |
2軍 (25歳まで) |
西純矢(19)10試合39.0回 齋藤友貴哉(25)15試合35.0回 牧丈一郎(21)20試合34.1回 福永春吾(25)28試合30.1回 石井将希(25)25試合23.0回 及川雅貴(19) 7試合23.0回 浜地真澄(22)21試合22.0回 |
- |
西投手、青柳投手、高橋投手がWARが高く、先発投手を支えている。11勝をした秋山投手はtRAが高く、守備や当たりの良さなどの要素があった事も考えられ、今年、同じような内容で同じような成績を収められるかは不安な要素である。それもあり、先発投手陣は、1,2人は出てきてほしい状態でもある。
リリーフはスアレス投手と岩貞投手が貢献をしており、岩崎投手も安定、馬場投手も中継ぎで力を見せてきた。望月投手、谷川投手、小川投手、齋藤投手など力を出し始めている所もあり、復活が期待される島本投手も含め、ある程度の数はいると言って良い。
しかし試合終盤で安定した強い戦い方をしていくのは、それらの選手が更に力を増やすか、更に力のある投手を加える必要がある。
野手
守備 | 2020年 | 5年後予想 |
---|---|---|
捕手 | 梅野隆太郎(29)98試合,打率.262,7本,wOBA.343 UZR:0.4 WAR:2.5 | 梅野隆太郎(34) |
一塁手 | ボーア 99試合,打率.243,17本,wOBA.337 UZR:1.2 WAR:0.2 | 板山祐太郎(32) |
二塁手 | 糸原健斗(28)63試合,打率.294,3本,wOBA.337 UZR:-6.0 WAR:0.6 小幡竜平(21)54試合,打率.220,0本,wOBA.241 UZR:-2.6 WAR:-0.5 |
糸原健斗(33) |
三塁手 | 大山悠輔(26)116試合,打率.288,28本,wOBA.324 UZR:-4.6 WAR:1.5 | 大山悠輔(31) |
遊撃手 | 木浪聖也(26)92試合,打率.249,4本,wOBA.305 UZR:-1.5 WAR:1.5 | 木浪聖也(31) |
外野手 | 近本光司(26)120試合,打率.293,9本,wOBA.348 UZR:19.1 WAR:5.5 糸井嘉男(39)86試合,打率268,2本,wOBA.330 UZR:-1.0 WAR:0.8 サンズ 110試合,打率.257,19本,wOBA.359 UZR:-6.4 WAR:0.9 陽川尚将(29)71試合,打率.247,8本,wOBA.334 UZR:4.3 WAR:1.0 福留孝介(44)43試合,打率.154,1本,wOBA.219 UZR:0.3 WAR:-0.6 |
近本光司(31) 陽川尚将(34) 井上広大(24) |
2軍・捕手 | 片山雄哉(25) 52試合、打率.224、 2本 | 【予想打順】 1近本 2糸原 3大山 4井上 5梅野 6板山 7陽川 8木浪 |
2軍・内野手 | 遠藤 成(19) 54試合、打率.164、 1本 | |
2軍・外野手 | 井上広大(19) 61試合、打率.220、 8本 島田海吏(25) 45試合、打率.195、 1本 小野寺暖(23) 37試合、打率.220、 0本 藤谷洸介(24) 37試合、打率.231、 3本 |
捕手の梅野選手はWARがセ・リーグの捕手でトップ。特に打撃で貢献が高い。守備面で更に向上できる可能性もあるが、リーグを代表する捕手と言える。
サードの大山選手は打撃で非常に高い貢献だが守備の貢献はマイナスで、本来であれば一塁や外野手など守備を軽減させても良いかもしれないが、打てる三塁手という所で価値もある。ただし、ルーキーの佐藤輝選手が加わり、その守備力次第ではポジションが変わる可能性もある。
糸原選手、木浪選手の二遊間も攻撃で貢献をしているが、守備面で大きなマイナスとなっている。糸原選手はエラーのカバーが高いが併殺と守備範囲がマイナス、木浪選手は守備範囲で貢献するも、併殺とエラーがマイナス、小幡選手は併殺による貢献がプラスだが、エラーと守備範囲でマイナスで一長一短という状態。小幡選手は成長途中でもある、これから数値が上回ることを期待しつつも、打撃で貢献している選手を優先して起用させたほうが良さそうだ。
外野手は近本選手と陽川選手が攻守に貢献をしており、この2枚は外したくない。糸井選手も数値が低くなっていたが、ドラフト会議で佐藤選手を獲得しており、攻守に大きく貢献する可能性があることは明るい材料。外国人選手も加わり、近本、佐藤、陽川で争うようになれば、リーグを代表する外野陣になるかもしれない。
阪神の補強手段
ドラフト上位(1位) | 中下位 | 育成 | 外国人 | FA/トレード |
13.0(10.9) | 10.9 | 2.8 | 3.9 |
チームの勝利貢献度がどの補強によって行われているかを見てみる。巨人と比べるとドラフト上位指名の割合が低いが、その分、中下位は上回る形。外国人は同程度で、FAトレードでの貢献は巨人よりも低い。育成の貢献は主力クラスでは0。
投手でも青柳投手や秋山投手、岩崎投手などが、野手でも梅の選手、木浪選手などが支えている感じだが、大山、近本といった1位勢が力を見せ始めており、上位指名選手も結果を出してきている。
FA・トレードでの貢献も福留選手、糸井選手、西選手などピンポイントに、チームを救う選手を獲得している印象で、精度が高く効率的だと思う。外国人の補強は、話題性は高いものの、まずまずという所が続いており、戦略を変えてみる必要もあるかもしれない。
高校生で獲得した選手よりも、大学・社会人で獲得した選手が活躍している。この路線を続ける事も良いと思うが、2019年はドラフト上位5人までを高校生で占め、方針転換を図っている最中とも言える。2019年の西投手、井上選手などの今後の活躍次第で、今後3年程度で補強の方針が変わるかもしれない。
フロント・監督のビジョン
矢野監督捕手出身、2019年に就任してから2年連続でAクラス入りをしている。鳥谷選手、福留選手、糸井選手などが徐々に力を落とす中で、内野も外野も固定して起用できる選手がいない状態だったが、梅野・近本・大山を柱になる選手とし、徐々に骨格が見え、そして太くなってきた。選手起用はかなり楽になってきたが、まだ二遊間、外野の両翼など課題もあり、小幡選手など若い選手も我慢して使っている。その中でもしっかりと成績を残しているというのは、非常に素晴らしい手腕を持っているのではないかと思う。
どちらかというとまずは野手からの立て直しを図った。ドラフト会議で佐藤選手の獲得にも成功し、そのプランは着実に進んでいる。そして次の目標としてセ・リーグの覇者を目指すためには、投手力の強化へ歩を進めることになる。ただし、投手については、まだ軸がはっきりと見えてきていない状況で、どのように柱を育てていくか。藤浪投手の立て直し、そして西純投手を筆頭に才木投手、高橋投手などを我慢して使い、育て上げていけるかどうか。
リリーフでも名前で勝負できる藤川投手が引退し、そういった投手を育てていけるかが今年のポイントとなりそうで、外国人頼りの状態が続けば、リーグ制覇はまだ先になってしまうかもしれない。
即戦力選手を中心にしてきたドラフト会議での指名が、2019年に大きく方針転換をするような高校生指名をおこなった。なかなか育ってこない高校生出身選手を、ファームで高校生を育てるためのチャレンジ、空気づくりをしており、上記でも書いたが、西純矢投手、井上選手などの成長次第で、高校生育成路線へとシフトする可能性もある。
ネームバリューが高く、ある程度の資金力もあり、FAや外国人で高額な選手も獲得できるチームで、勝てば観客も増えて儲けが出る。FAや外国人などで賭けに出る事もできるが、それと合わせて育成環境を整え、高校生や育成指名をした選手が出てきて厚みのあるチームになりたい。
2021年のドラフト指名候補は?
補強ポイントまとめ
投手 | 捕手 | 内野手 | 外野手 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
右 | 左 | 右 | 左 | 右 | 左 | ||
2020年戦力から | ○ | ○ | △ | ○ | ○ | ◎ | ○ |
将来のチームから | ○ | ○ | ◎ | ◎ | ◎ | ○ | ◎ |
2020年ドラフト指名から | ○ | ○ | △ | ○ | △ | ○ | △ |
チーム・監督の方針から | ◎ | ◎ | △ | ○ | ○ | ○ | △ |
捕手は梅野選手とその控えも榮枝選手も加わり即戦力の層はなかなかあるが、将来を考えて藤田捕手と競える高校生捕手を獲得したい。
内野手は特に二遊間の選手を重点的に調査し、土のグラウンドでもしっかりと守れる選手、または攻撃的な力を持つ選手を獲得しておきたい。左は中野選手、高寺選手が入ったため、右が優先されるかもしれない。
外野は近本、佐藤、外国人と対抗するクラスの選手がいれば獲得をしたい。右打ちで江越選手、小野寺選手も結果を残し、実績のある中谷選手、そして若手の井上選手もいるが、即戦力として見られる選手がいれば1枚欲しい。左は近本、佐藤がいるが、将来のチームを考え、高校生の世代に良い選手がいれば獲得したい。
投手は昨年は左右の即戦力を加えた。2位の伊藤投手、4位の村上投手は安定力、3位の佐藤選手はリリーフを視野に球威のある選手と特徴的な選手を獲得した。いずれも球界を代表するエースという感じではないく、今年は左右関係なくエースとなりそうな選手を獲得したい。
1,2位指名予想
1位 | 2位 | |
パターン1 | 森木大智・高知高 小園健太・市立和歌山 |
野口智哉・関西大 福永裕基・日本新薬 水野達稀・JR四国 |
パターン2 | 佐藤隼輔・筑波大 山下輝・法政大 |
八木玲於・Honda鈴鹿 廣畑敦也・三菱自動車倉敷オーシャンズ |
パターン3 | 森木大智・高知高 松浦慶斗・大阪桐蔭 佐藤隼輔・筑波大 |
達孝太・天理高 関戸康介・大阪桐蔭 田中楓基・旭川実 |
パターン1:エース候補として森木投手、小園投手の獲得を目指す。森木投手にはかなり密着マークをしており、小園投手は地元近畿の選手でいずれかは獲得したい。2位は二遊間の課題が今年埋まらず、野口選手、福永選手、水野選手を高く評価した場合、2位で行く可能性もある。
パターン2:藤浪投手や西純矢投手など右の先発に光りが見えた時、左のエース格として高校時代から注目している佐藤投手を中心に獲得をする。2位では野手の候補に目立った選手がいないと判断した場合、右の先発候補として廣畑投手や、リリーフの候補として八木投手の獲得などを目指す。
パターン3:やはり投手の1位指名で、森木投手、佐藤投手といったマークをしている左右のNO.1投手や大阪桐蔭の松浦投手を高く評価した場合は外れ1位での指名もあるかもしれなない。2位でも将来の可能性を見て、達投手、関戸投手、田中投手といった高校生のちからのある投手を獲得する。
いずれも投手中心となっているが、やはり昨年に佐藤選手を獲得できたこと、また全体的なドラフト候補などを見ると、投手の1,2位指名の可能性が高い気がする。



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