阪神が、NTT西日本の149キロ左腕・伊原陵人投手をドラフト候補としてリストアップしていることが分かった。他にも即戦力投手の左腕投手をリストアップしている。
伊原投手軸に
伊原陵人投手は大学時代から実績ある左腕投手だったが、社会人2年目の今年は平均球速が上がり、140キロ中盤のストレートと鋭い変化球を投げる投手として、評価を大きく上げている。
阪神は社会人野球日本選手権の近畿地区予選で、畑山統括スカウトなど5人態勢で伊原投手を視察し、8回2/3を5安打2失点に抑える投球を見た。この試合には9球団のスカウトが訪れており、注目されていることも確認されている。伊原投手は智弁学園で村上投手の2年後輩で、チームとの縁も強い投手となっている。
阪神は今年、左腕の桐敷投手がリリーバーとして成長し、勝利の方程式の一角としてフル回転し、チームを2位に導いていた。リリーフでは岩貞投手、島本投手などが1軍でなかなか登板ができず、リリーフの岩崎投手も34歳とベテランになっている。そして阪神は左腕の岩田投手を戦力外としており、即戦力左腕投手のが有力視されている。
伊原投手と共に、セガサミーの荘司宏太投手もリストアップしている。荘司投手も150キロの速球と鋭い変化球が武器の左腕投手で、今年1年間は春から社会人の大会に出場し続け、常に結果を出しており「持ち味は三振。プロの勝ちパターンで年間50試合投げられる投手になりたい」と話している。阪神のスカウトも9月30日に視察をしている。
他にも先発投手としては、富士大の佐藤柳之介投手も候補としており、即戦力左腕投手の獲得を目指す方針。阪神は2020年の伊藤将司投手、2021年に鈴木勇斗投手、2022年に門別啓人投手と、ドラフト2位で左腕投手の指名が続いていたが、昨年は右腕の椎葉剛投手を指名していた。基本的には左腕投手の2位というのは実績がある。
ドラフト1位で関西大の金丸夢斗投手が獲得できれば状況も変わってくると見られるが、1位で金丸投手を指名しない、または獲得できなかった場合には、高校生投手の1位指名にして、2位で伊原投手、佐藤投手、荘司投手の獲得をするパターンが予想される。



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