阪神タイガースの新人7選手が甲子園球場や2軍施設の見学、およびトレーニング指導を行った。そこで行われた体組成計測定で、ドラフト1位指名の立石正広内野手(22)が、すでに主力級の数値を叩き出したことが判明。骨格筋量が、入団時の佐藤輝明選手や森下翔太選手と同レベルにあることが明らかになった。
トレーナーも驚愕「勝るとも劣らない」即戦力ボディー
ドラフト1位・立石正広選手の測定を担当した球団の仲野伸洋トレーナーは、「高い筋肉量を示していました。佐藤輝や森下に勝るとも劣らない、同レベルのものを持っています」と話し、180センチ、87キロの恵まれた体格は、ルーキーイヤーからチームの主力として活躍した先輩たちに匹敵するポテンシャルを秘めていることが科学的にも証明された。
立石選手自身も「野球のパフォーマンスに生かすために身体動作を意識している中で、自然と筋量も必要になってくる。順調に進んでいるので良かった」と、自身のトレーニングの方向性に手応えを感じている様子だ。
「米」と「卵」と「納豆」
この強靭な肉体を作り上げた秘密は、意外にも身近な食材にあった。「ある程度食費がかかる中で、卵と納豆は安いし食べやすい」と、学生時代からタンパク質摂取のためにこれらを愛用。
実は「固形物を食べるのが苦手」という意外な一面を持つ立石選手。そのため、朝は白米に卵2個と納豆1パックを混ぜ込んだ特製「ねこまんま」をかき込むのが日課だという。良質なタンパク質を効率よく摂取する独自のスタイルが、広角に本塁打を放つパワーの源となっている。
最新施設に感激、金本知憲氏のようなレジェンドへ
この日は、来春から使用する2軍施設「日鉄鋼板SGLスタジアム尼崎」なども見学。特に全自動でボールを回収する巨大な室内打撃練習場には、「めちゃくちゃ大きいですし、バッティングセンターみたいなボール収集機でした」と目を輝かせた。「これをしっかり活用したい」と、さらなるレベルアップを誓う。
また、甲子園歴史館では連続フルイニング出場の世界記録を持つ金本知憲氏の展示に見入った。「歴史のある素晴らしい球団の一員として、責任を持った行動をするべきだと改めて思った。自分も飾らせてもらえるような選手になれたら」。偉大なレジェンドたちの系譜に名を連ねるべく、黄金ルーキーがプロの第一歩を踏み出す。
立石正広 プロフィール
- 氏名: 立石 正広(たていし・まさひろ)
- 所属: 創価大学(22歳)
- 出身: 山口県防府市(高川学園高校卒)
- ポジション: 内野手(三塁手・二塁手)、外野手
- 投打: 右投右打
- 身長・体重: 180cm、87kg
- 主な特徴や実績: 佐藤輝明や森下翔太に匹敵する筋肉量を誇る世代No.1スラッガー。母は元バレーボール五輪代表というアスリート一家。2025年ドラフト会議で3球団競合の末、阪神タイガースから1位指名を受ける。










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